7. シジュウカラ(Parus major)

 落葉広葉樹林を好むが、平地から山地のいろいろな林に広く生息し、市街地でも見られる。ユーラシア大陸の温帯を中心に広く繁殖し、日本でもほぼ全国で留鳥として繁殖している。繁殖期にはつがいで生活し、一定の行動圏からほとんど移動しない。非繁殖期には数羽から10数羽の群れで行動することが多いが、夜は1羽ずつ分かれて樹洞などにねぐらをとる。冬期、特に積雪期にはヤマガラ、エナガ(Aegithalos caudatus)とともに混群を形成する。胸の黒いネクタイ状の模様から雌雄が簡単にわかり、巣箱を利用して繁殖するため、世界で最も研究が進んでいる鳥のひとつ。


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