10. ハシボソガラス(Corvus corone)

 屋敷林に囲まれた集落が田畑の中に点在するような農村地域が典型的な生活場所。主に地上で採餌し、歩いたりはね歩いたりして、穀類、豆類などの農作物や、昆虫やカエルなどの小動物、動物の死体やゴミを食べる。同属のハシブトガラス(C. macrorhynchos)と比較すると、植物質の餌をとる割合がやや多い。繁殖期にはつがいでなわばりを持ち、樹上に営巣する。非繁殖期には、家族群を単位にいろいろな大きさの群れで行動し、集団ねぐらをもつ。上越教育大学構内の集団ねぐらは、1万5千羽を超える全国有数の大規模ねぐらである。


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