5. ジャムシの仲間 (Neanthes sp.)

産地:上越市大淵 地層名:名立層
 上越市立桑取小学校の児童が、安田栄子教諭の指導のもと、名立層下部(今から約400万年前~300万年前)より発見した化石である。写真の茶色い部分が棲管化石で、その中にジャムシの仲間の体化石が残されている。体化石の幅3cm、長さ30cmに達する大型の個体も認められる。ジャムシはミミズや釣りエサのゴカイと同じ環形動物に含まれ、硬い殻がないことから、これまで体化石としては保存されにくいと考えられてきた。したがって、この化石も全国的に見ても大変珍しいものといえる。


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