確率論と探究過程


科目番号 3360 学期 前期 曜日・時限 火・5/
標準履修学年 学部3年 単位 L1・S1 履修方法 選択
専攻・コース 教室 人208
科目区分 専門科目 専門科目 学校教育専修 学習臨床コース 学習過程臨床分野
担当教員 溝上 武實・岩崎 浩
備考 平成17年度以前入学者用。 隔年開講とする。平成17年度は休講。
履修条件 平成12年度以降入学者

授業概要・目標
 この講義の目標は,確率にかかわる基本的な概念やその考え方について,それらが出来上がって
いく過程を体験的に学び,実感として「わかる」ことである。また,事象を確率という視点からモ
デル化したり,解釈したり,発展させたりする活動を通して,確率にかかわる基本的な概念やその
考え方の理解をより一層深め,教師として確率に関わる教材を開発するための素地を養うこと,さ
らに,記述統計学への橋渡しをすることを目指す。
履修条件・注意事項
特になし。
授業計画・内容
 確率論における有名な問題,面白い問題を取り上げ,問題を実験を伴うゲームなどのシュミレ
ーション的活動を通して探究したり,実際に計算を試みたり,規則性を見出したり,それを一般
化し,定式化するいった演習を取り入れる。そして,確率・統計を理解する上で基礎となる帰納
的な考え方を養う。

 授業で取り扱う主な内容は,次の通りである。

  ・順列・組み合わせの考え方
  ・期待値の考え方
  ・数学的確率の定義の考え方
  ・排反な事象
  ・統計的独立の考え方
  ・条件付確率
  ・ベイズの定理
成績評価の方法
授業中に行う活動や演習,レポートにより評価する。
教科書・参考書
授業中に適宜紹介する。