
書写書道 II
科目番号 |
3421 |
学期 |
前期 |
曜日・時限 |
月・3/ |
標準履修学年 |
学部3年 |
単位 |
S2 |
履修方法 |
選択 |
専攻・コース |
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教室 |
講202 |
科目区分 |
専門科目
専門科目
教科・領域教育専修 言語系コース
国語分野
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担当教員 |
押木 秀樹 |
備考 |
オフィス・アワー(会議・出張時は除く)
火 18:00〜19:00 理論的な内容について
月木19:00〜20:00 実技に関する内容について(この時間は要予約) |
履修条件 |
平成12年度以降入学者 |
授業概要・目標
日常生活における書字活動においては、ただ整った字を書ければよいということでは
なく、適切な速さで、ある程度の時間に渡って書字しつづける力も必要である。中学校
国語科の「言語事項」に位置づけられている書写の指導は、小学校で学習した楷書の
一層の向上に加え、読みやすい字を速く書くということに対応するための行書指導が
重要となる。
この授業では、中学校国語の教師としての指導能力育成のため、日常の書字に生きる
学習指導をおこなう教師として、行書を学習する意味とその特徴を理解し、硬筆・毛筆
書写の技能を高めることをための実技学習を行う。
履修条件・注意事項
(1) 「書写書道T」を履修した者であることが望ましい。
(2) 毛筆書写用具のうち,筆・墨・紙は,各自が準備する。
(硯・下敷・文鎮は,教室に用意されたものを使用可)
授業計画・内容
1回 中学校国語科における書写の内容と役割−文字を書く目的・意図の多様性を中心に−
2回 現代における行書の意義
3回 行書の合理性とその学習項目
4回 (毛筆)行書の用筆(上下動の減少など)
5回 (毛筆)連続性1
6回 (毛筆)装飾的要素の減少1
7回 (毛筆)装飾的要素の減少2
8回 (毛筆)連続性2
9回 (毛筆)点画の省略
10回 (毛筆)ひらがなとの調和
11回 (硬筆)硬筆による書字運動のパターン1
12回 (硬筆)硬筆による書字運動のパターン2
13回 (硬筆)部分形としてのパターン学習
14回 (硬筆)日常の文章に生かす
15回 指導に生かす
成績評価の方法
提出された全ての課題を総合し,出席率と合わせて評価する。
教科書・参考書
『新編 書写指導』 全国大学書写書道教育学会編 萱原書房発行