
書の表現と文化
Culture and Expression of Calligraphy
科目番号 |
3422 |
学期 |
後期 |
曜日・時限 |
/月・4 |
標準履修学年 |
学部3年 |
単位 |
L1.S1 |
履修方法 |
選択 |
専攻・コース |
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教室 |
人215 |
科目区分 |
専門科目
専門科目
教科・領域教育専修 言語系コース
国語分野
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担当教員 |
押木 秀樹 |
備考 |
平成16年度以後入学者用 |
履修条件 |
平成12年度以降入学者 |
授業概要・目標
この授業では、毛筆を用いた実技を中心に以下の内容を実施するが、そこには二つの意味が
ある。一つは、日本及び東アジアの文化としての「書」「書道」「書法」の体験的理解という
意味である。もう一つは、小学校の教師・中学校国語の教師として、[書写書道1]及び[書
写書道2]において履修した書写に関する知識・技能で、不足する部分、特にその背景となる
知識的理解を高め、加えて実技能力の幅広い応用力を養い、授業実践に生かすという意味である。
内容的には、小中学校書写で扱う楷書・行書に加え、その背景となる篆書・隷書・草書に
ついて知ることで、楷書・行書成立と字形発達について理解を深める。また、それらの書体
についての<表現的要素>を含め、《実技》において体感することである。
以上について、楽しく体験する活動を中心として授業を進めたい。カルチャセンター的な
授業として理解しても良い。
履修条件・注意事項
・特になし
※毛筆書写用具のうち,筆・墨・紙は,各自が準備。(売店等で購入。)
(硯・下敷・文鎮は,教室に用意されたものを使用可)
授業計画・内容
1 書体の知識と文字の成り立ち
2 文字の成り立ち 〜漢字は象形文字か?〜
3 篆書を書く 〜甲骨文と金文〜
4 〃 〜小篆を書く〜
5 隷書を書いてみる 〜隷書の特徴〜
6 〃 〜さまざまな隷書〜
7 楷書の諸相と表現 〜未完成の表現から〜
8 〃 〜唐代のさまざまな表現〜
9 行書の成立と表現 〜王羲之・蘭亭序から〜
10 草書を書く! 〜崩し字とは何か?〜
11 生活に生かす1 〜年賀状に生かす〜
12 〃
13 生活に生かす2 〜作品らしくしてみる〜
14 〃
成績評価の方法
・授業での活動を中心に、提出物により評価する。
教科書・参考書
※基本的に、配付資料による。
※その他の参考図書は、授業時に紹介する。