英文法
English Grammar

科目番号 3437 学期 前期 曜日・時限 火・4/
標準履修学年 学部3年 単位 L2 履修方法 選択
専攻・コース 教室 人106
科目区分 専門科目 専門科目 教科・領域教育専修 言語系コース 英語分野
担当教員 加藤 雅啓
備考
履修条件 平成12年度以降入学者

授業概要・目標
 教科としての英文法は無味乾燥な規則の羅列に陥りやすいが,本講義では中学校英語教育で
扱われる文法項目のうち,とくに日本人英語学習者が理解しにくい問題について,英字新聞,
英文雑誌や洋画など身近な英文から例文を取り上げ,「話し手・聞き手」及び「発話の場面」とい
う枠組みの中で,表面的な文法現象を支えている原理・原則を身につけることを主眼とする。
履修条件・注意事項
「基礎英語研究」,及び「英語学概論」を履修していること。あらかじめ提示した課題について,
英字新聞等から例文を見つけ,毎週かなりな分量のレポートを提出してもらうので予習に相当な労
力がかかることを覚悟の上,十分な準備をして授業に望むこと。
授業計画・内容
授業で扱う予定のトピックは次の通りである。

1.話し手と聞き手:コミュニケーションの観点に立った英文法
2.時制の話:現在完了と単純過去はどうちがう?
3.未来形:未来の出来事を表す方法は?
4.情報構造:新情報と旧情報
5.冠詞と不定冠詞:決め手は話し手が聞き手をどのように査定しているか
6.第3文型と第四文型:形が変われば意味も変わる
7.能動文・受動文:形が変われば意味も変わる
8.仮定法:話し手の気持ち,願いをこめて
9.関係代名詞:カンマは正しく使おう
10.否定:notが及ぶ範囲は?
11.動詞の話:自動詞と他動詞,状態動詞と動態動詞,叙述動詞と非叙述動詞,使役動詞など
12.文のつながり:なめらかに流れる文章には欠かせない
成績評価の方法
授業中の質疑応答(10%),小テスト(10%),毎週提出のレポート(40%), 定期試験(40%)をもとに評価。
教科書・参考書
教科書:安井稔編『英文法総覧』開拓社,参考図書:安井稔著『新しい聞き手の文法』大修館書
店,マーク・ピーターセン著『日本人の英語』,『続 日本人の英語』,『心にとどく英語』岩波新書