法律学文献講読
Readings in Theories of Law and State

科目番号 3461 学期 後期 曜日・時限 /火・5
標準履修学年 学部3年 単位 L2 履修方法 選択
専攻・コース 教室 講302
科目区分 専門科目 専門科目 教科・領域教育専修 社会系コース
担当教員 小田桐 忍
備考  平成18年度の「オフィス・アワー」は以下の通りです。 月13:00〜14:30,月14:40〜16:10,水13:00〜14:30,水14:40〜16:10 (会議・出張時等は除く。なお、メール等による質問・要望・相談等は随時可。)
履修条件 平成12年度以降入学者

授業概要・目標
 「法の世界」は広大で複雑であると言われる。しかし、この講読に参加することによって、
「法の在り方の基盤」=「人間社会の在り方の基本」を問い、常に変化して止まない法の基
本性を認識することになるでしょう。そうした目的を達成するために、(1)法の本質、
(2)法的推論、(3)法と道徳、(4)権利の構造、(5)正義と平等、(6)刑罰理論、
以上の順で関連のある文献を講読・吟味・検討した上で、参加者全員で議論してゆきます。
法が身近なものになると同時に、基本文献を深く読み込み、理解する力や思考する方法を修
得することになるでしょう。
履修条件・注意事項
 3年次履修。
授業計画・内容
第1回 オリエンテーション
第2回 第1文献 アリストテレス『二コマコス倫理学』
第3回 第1文献 まとめとディスカッション
第4回 第2文献 トマス・アクィナス『神学大全』
第5回 第2文献 まとめとディスカッション
第6回 第3文献 J・S・ミル『自由論』
第7回 第3文献 まとめとディスカッション
第8回 第4文献 H・ケルゼン『純粋法学』
第9回 第4文献 まとめとディスカッション
第10回 第5文献 H・L・A・ハート『法の概念』
第11回 第5文献 まとめとディスカッション
第12回 第6文献 J・ロールズ『正義論』
第13回 第6文献 まとめとディスカッション
第14回 第7文献 R・ドゥオーキン『権利論』
第15回 第7文献 まとめとディスカッション
成績評価の方法
 出席を重視します。試験は実施しません。レポートを提出していただきます。
教科書・参考書
 教科書は授業中に指示します。また授業を進めてゆく上で必要な資料についてはコピーを
して配付します。