
食科学A II
Food Science A II
科目番号 |
3569 |
学期 |
後期 |
曜日・時限 |
/金・1 |
標準履修学年 |
学部3年 |
単位 |
L2 |
履修方法 |
選択 |
専攻・コース |
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教室 |
人203 |
科目区分 |
専門科目
専門科目
教科・領域教育専修 生活・健康系コース
家庭分野
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担当教員 |
光永 伸一郎 |
備考 |
平成16年度入学者用
オフィス・アワー(会議・出張時は除く):金 11:00〜12:00(研究室) |
履修条件 |
平成12年度以降入学者 |
授業概要・目標
食科学AIにおいて習得した「食」に関する基礎知識を,さらに発展させる内容である。
したがって,食科学AIを履修していることを前提に講義する。
植物性食品(特に,世界の主要穀物)を構成する化学成分について,細部にわたり概説する。
それらの特性・加工技術といった食物学的内容から,生合成・代謝といった分子レベルの話題に至るまで幅広く解説する。
講義を通して,さまざまな食物を科学的に把握できる能力を養う。
履修条件・注意事項
「食科学AI」を履修していること。履修していないものについては予習を要する。
平成16年度入学者からの家庭分野(専門科目)の選択科目である。
シラバスには「食科学AII」という科目が2つあるので注意(3569と2670)。
平成16年度入学者に限り,こちら(3569)を参照すること(平成17年度入学者から標準履修年次が3年から2年に早まったため)。
平成17年度以降の入学者は,もう一方(2670)を参照すること(ただし,授業計画等は同じ内容)。
授業計画・内容
(授業回数15回)
1.穀類種子の貯蔵物質
2.発芽時における穀類種子デンプンの分解機構(1)
・植物ホルモンの作用
3.発芽時における穀類種子デンプンの分解機構(2)
・糖代謝と関連酵素
4.発芽時における穀類種子デンプンの分解機構(3)
・デンプン分解関連酵素の遺伝子発現制御
5.登熟時における穀類種子デンプンの生合成(1)
・光合成と糖代謝
6.登熟時における穀類種子デンプンの生合成(2)
・植物ホルモンの作用
7.穀類種子タンパク質の合成と分解(1)
・種子タンパク質の合成と集積
8.穀類種子タンパク質の合成と分解(2)
種子タンパク質の分解とアミノ酸代謝
9.穀類種子脂質の合成と分解
10.穀類種子成分の遺伝的変異と改変(1)
・種子デンプンに関する突然変異
11.種子成分の遺伝的変異と改変(2)
・種子タンパク質に関する突然変異
12.穀類種子成分の栄養的機能
13.穀類種子の加工と利用(1)
・穀類と醸造・発酵産業
14.穀類種子の加工と利用(2)
・穀類と食品産業
15.試験
成績評価の方法
筆記試験と出席状況。
教科書・参考書
教科書:特に指定しない
参考書:植物の生化学・分子生物学,学会出版センター,2005
テイツ/ザイガー植物生理学(第3版),培風館,2004
細胞の分子生物学(第4版),ニュートンプレス,2004
遺伝子(第8版),東京化学同人,2006