学習指導特論
Learning and Teaching

科目番号 5052 学期 後期 曜日・時限 /水・2
標準履修学年 大学院 単位 L2 履修方法 選択
専攻・コース 教室 人107
科目区分 専攻科目 専門科目 学習臨床に関する科目 教育方法臨床関係
担当教員 佐久間 亜紀
備考
履修条件 平成12年度以降入学者

授業概要・目標
本講義では、学習指導に関わる多様な理念や方法を、
国内外の具体的実践事例に即して検討する。
 この検討をとおして、各参加者の「授業をみる目」を鍛えることを目標とする。
 また、できるだけ多くのすぐれた実践記録に触れることによって、
実践記録の書き方を学び、学校現場から情報を発信できる力量を形成することをめざす。
履修条件・注意事項
特になし。
授業計画・内容
 授業計画については、参加者の要望に即しながら臨機応変に対応してゆく。
10月4日 オリエンテーション
    11日 東京都国分寺第三小(社会)・西葛西中(英語)授業参観
    18日 反差別をどう教えるか?@アメリカ・エリオット先生の授業
    25日 反差別をどう考えるか?A「教育技術」とは何か(解説) A
11月1日 授業研究の方法@世田谷区八幡小の算数の授業
     8日 授業研究の方法A子どもの学びを中核に  ご希望の教科があれば A
    15日 いじめにどう対処するか?@東京都公立小鳥山敏子元教諭の実践
    22日 いじめにどう対処するか?A東京都私立愛育養護学校の実践(ひっかく子)
     25日(土) 長野県信濃教育会教育研究所主催公開研究会参加
    29日 25日に振り替え 
12月6日 授業研究の視点−実践記録をどう書くか@ B
    13日 レポート第一案提出日/授業研究の視点−実践記録をどう書くかA B
    20日 レポートの検討
1月10日 男女平等をどう教えるか?@
    17日 男女平等をどう教えるか?A
    24日 第2回レポート提出日 授業のまとめ 

★検討してほしい授業ビデオがあれば、持ち込み歓迎します
成績評価の方法
 10回以上の出席を評価の前提とする。欠席の場合は事前に連絡のこと。
 随時出される小レポートの課題と、最終レポートの総合で成績を評価する。

【最終レポートの課題】
課題I  現職教員の方:今までの自分の教師人生を振り返り、自分の授業(指導)の特徴と課題を、
できるだけ具体的に描写・分析せよ。叙述や分析の方法は自由。
例:特定の単元を事例としてあげて、その授業の具体的様子を分析する
    最も印象に残っている児童・生徒とのかかわりを振り返り、分析する
 自分のいままでの教師人生を振り返って、その時々で自分がどうだったかを振り返る等
 ◎あくまで、自分にとってプラスになるように、この機会を利用すること。
  非公開希望の場合はその旨明記すること。
 長さは400字詰め原稿用紙10枚以上(A4横書き40字×40行 2枚半)

課題II  教職未経験の方:自分が最も教えたいことを授業化し、指導案を作りなさい。
・学校種・学年・教科・単元など、どのように設定してもよい。
・指導案に加え、以下のものを提出のこと。希望者には返却します。
 @使用予定の教科書の該当部分のコピー、A教師用指導書の該当部分のコピー、B使用予定の副
教材や資料・プリント。
・以下の内容を必ず明快に説明すること
 @なぜそれを学ぶ必要があるのか(子どもにとっての教材の意味や価値)、Aなぜそれを自分が
教えたいのか(教材と教師自身とのかかわりを単元設定の理由に含めよ)
 長さは400字詰め原稿用紙10枚以上(A4横書き40字×40行 2枚半)
教科書・参考書
教科書 
A 吉村敏之編『「技」を磨き合える学校づくり』(学力が身に付く授業の「技」シリーズ第5巻)、ぎょうせい、2006年。
B 竹沢清『子どもが見えてくる実践の記録−「困った子」ではなく「困っている子」として』 全国障害者問題研究会出版部2005年