学習心理学特論
Psychology of Learning

科目番号 5059 学期 前期 曜日・時限 月・5/
標準履修学年 大学院 単位 L2 履修方法 選択
専攻・コース 教室 講302
科目区分 専攻科目 専門科目 学習臨床に関する科目・発達臨床に関する科目・臨床心理学に関する科目 教育方法臨床関係・学校心理関係
担当教員 中山 勘次郎
備考
履修条件 平成12年度以降入学者

授業概要・目標
 人間の学習行動にとって大きな役割を持つ動機づけの問題について,human motivation
の枠組における諸理論をもとにして講義を行う。特に達成動機,原因帰属,内発的動機づ
け,自己効力などの諸理論を対象とする。それらの理論と背景を概説するとともに,理論
の基盤となるさまざまな実験的研究をとりあげ,なるべく研究データにじかにふれながら,
その成果と意義について検討していく。
履修条件・注意事項
特になし。
授業計画・内容
1〜15回
(1) 前  史  ・行動主義から見た学習
(2) 達成動機  ・理論と測定,Atkinsonモデルと挑危険行動など
         ・達成関連動機(失敗回避動機,成功回避動機など)
(3) Locus of Control
(4) 原因帰属  ・理論と測定,Weinerモデル,自己帰属と他者帰属など
        ・学習性無力感と再帰属訓練など
(5) 内発的動機づけ
        ・コンピテンス,自己原因性,自己決定 
        ・認知的評価理論:内発的動機づけに対する外的報酬の影響
(6) 自己効力  ・社会的認知理論,モデリング,自己調整など
(7) 目標志向性
成績評価の方法
レポートによる。
教科書・参考書
教科書は用いない。参考となる文献は,授業の中で適宜紹介する。