学校ボランティアAの試行
学校ボランティアAの試行
1.期日
平成23年10月18,19,20,25,26,27日の6日間
2.受入校
上越市立高志小学校
3.内容
2,3,4,5,6年生の算数コース別学習の観察と個別支援
4.参加学生
学部3年 2名
学部4年 3名
免P1年 1名
5.実施時数
およそ平均8時間
6.成果と今後の課題
学生にとって大きな学びの場になっているだけでなく、教師としての喜びや充実感を得る体験になったこと、学校現場にとってもなにがしかのプラスになっていることが確認できた。
具体的な学生の気づきとしては、学習指導の具体的な点はもちろんだが、生徒指導の観点、教師間の連携の必要性、教える喜びなどを自覚した点が特筆される。
学生の経験差による学びの差が感じられる。教師の指導から学ぶこと、自らの活動への振り返りの深度等、3年次と4年次学生では隔たりがある。このことから教師や児童への対応力も含め、2年次学生の実習となる本実施においてはより綿密な指導、準備が必要。しかし、一方では来るべき教育実習でのより深い学び、個々の学生の成長を促す活動として本講座は大きく期待できるものと考える。
今回の試行では、担当職員による丁寧かつ協力的な対応姿勢で受け入れていただいた。しかし、本実施に当たっては、大学職員が現場に出向き、説明させていただく場面を設定する等の方策を講じたい。
学生からは活動内容の具体的な指示や個別支援にあたる場面の明確化を望む要望も出されているが、その場に即した臨機応変な対応力、困難さの経験もまた大きな学びであることから、学生の主体性を望みたい部分でもある。学生の立場は、その活動内容によって観察か支援か、個か全体か等の違いがあるため、明確にしておくことは難しい。その都度、担当教師との打合せやコミュニケーション、気配りが必要である。