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星生成領域 NGC 7538

NGC 7538 の特徴

NGC7538 (S158)は、重い星の集団であるOB「カシオペア座OB2 アソシエーション」に付随するHII領域である。 銀河系中心と反対方向に2.8 kpcの距離にあり、銀河系の渦状腕「ペルセウス腕」に位置する(視線速度は約 - 53 jm/s)。 この領域には星が生まれるもととなる巨大な分子雲が存在し、 HII領域NGC7538に隣接して現在でも活発に大質量星(O型、B型星)が生まれている領域であり、 生まれたばかりの若い星たちと思われる赤外線源も11個見つかっている。 もっとも近くにある大質量星形成領域のひとつであり、その形状も比較的単純であることから、 大質量星がどのようにして生まれるかを調べる上で格好の領域のひとつである。 この領域この領域にはその質量が20万倍の太陽質量もある巨大分子雲が付随していることが知られている。

観測点

図は、赤外線の写真(msx band A, 8.8 &mu m)に観測点を重ねたものである。

観測データ