私の研究は、算数・数学を教えること学ぶことに関連する様々な事柄 (facts) が、なぜ、どのようにして生じているのかその仕組み(メカニズム)をより「科学的」に理解することを目的にしています(詳しくは,「科学としての数学教育学」を参照)。皆さんの修士論文では、この前提に基づき、以下のような研究テーマの指導ができると思います(以下はあくまで参考です。これ以外はご相談ください)。理論は主にフランスで発展したものを用います(例えば、Brousseau の教授学的状況理論、Douady の setting や tool/object の理論、Chevallard の教授学的転置理論・人間学理論、Duval の認知記号論、など)。
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