ひとりごとの保存箱 96.02-06

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■96.06.10. ほんとに自然は…

 「災害のつめあと」の続きです。

 苗名滝に行ってきました。杉野沢のもうちょっと上流。

 駐車場からほんの10mほどあがったら,その先は道がありませんでした。遠くに,崖の中ほどにへばりついた石段の残骸が見えます。遊歩道といわず山腹といわず,根こそぎえぐっていってしまったのでしょう。滝そのものがどうなっているか,うかがい知ることもできません。

 巨岩ゴロゴロの川原で,しばらくの間まわりの風景に圧倒された後,駐車場のところの店で,山菜の天ぷらとにじます(と,子どもたちのリクエストにより流しそうめん)を食べて帰ってきました。

■96.05.16. 災害のつめあと

 先週末,急に思い立って,午後から戸隠にそばを食べに行き,途中,杉野沢の橋を通ってきました。昨年夏の水害で通行止めになった道です。

 冬にも1回通って,通行止めが解除されたのは知っていたのですが,積雪でまわりの状況がよくわからず,今回あらためて被害の様子を見ました。橋は壊れてはいませんでしたが,まわりの風景は一変していました。河畔の公園(?)は,すっかり巨岩にうまっていて,炊事場の屋根がかろうじて見えている程度。それどころか,上の駐車場部分さえ跡形もなく削り取られ,流れついた岩にすっかり覆われています。

 大糸線の復旧が,当初コストがあまりにかかりすぎるとのことで手つかずになっていたのが,流れてきた岩や土砂を利用することでだいぶコストダウンできそうだとのことですが,これだけの巨岩を見ると,それも納得できます。

 それらの岩を利用したかどうかわかりませんが,川の先のトンネル(昨年の夏行ったら,道路の下の土台がえぐれていた)部分は修復が済んでいました。

 もう1年もたとうとしているのに…,やはり自然はすごい。

■96.05.02.

 講座専用の掲示板を作るのに,なぜかユーザ認証機構がうまく働かず,必要に迫られてCGIプログラミングの勉強を始めました。

 最近,簡単な処理はすべて,スピードの速い sed ばかりでやっていたところへ,いきなりC-shellだのawkだのが入ってくると,文法ごちゃ混ぜ。書式を間違えたり大文字と小文字を間違えたり,ごくごく簡単なところで失敗しています。…なさけない。

 古典的な用語でいえば,「学習の干渉」とか「負の転移」ってやつでしょうか。ハマッている自分はカリカリしているのですが,冷静に自己観察してみるとおもしろいです。カリカリしているときにはどうしてもわからない原因が,コーヒーカップを手にしたとたんに思いついたり。不安の認知的干渉理論は,たしかに当たっています。

 ともあれ,掲示板の方は,かなり強引ではあるのですが,なんとか動きはじめました。

■96.03.08.

 思いがけない人からメールをいただきました。本学を昭和63年度に卒業した田川さんです。うちの大学のホームページを見て,連絡をくれたようです。

 彼の勤務している横浜市立本町小学校は,ネットワークの利用に関してけっこうアクティヴな実践をしているので,ぼくもホームページは前から見ていたのですが,まさかうちの大学の関係者がいるとは思ってもみませんでした。

 半分以上自分の“趣味”で作りはじめた講座のホームページですが,こんなふうに外からメールをいただくと,やはりうれしくなります。「とりあえず,情報は発信してみるもんだなぁ。」と実感します。それで,ますます本業への割り当て時間を食いつぶしてしまいます…。

■96.02.23.

 はっきりいって大雪です。久しぶりの大雪です。
 もしかすると、これが雪国高田の“フツーの”冬なのかもしれませんが、すっかり暖冬に慣れてしまった身には、ちょっとつらいものがあります。ここ数年、あまり見かけなかった屋根の雪下ろしも、今年はしばらくぶりにあちこちで見られました。昔は少しもめずらしい風景ではなかったのですが。

 高田の雪は湿り気が多くて、外を歩いているとすぐに濡れてしまいます。ぼくの田舎の雪は(もうすっかり昔のことで、記憶が定かではありませんが)もっと乾いていたので、アノラックを着ないで綿入れ半纏だけでも、短い時間なら外で遊べた気がします。ここではきっと、すぐにびしょびしょでしょうね。

 しかし、この冬はけっこう気温が低い日が多く、雪が乾いています。それで、いつもならすぐにとけてしまうような雪も、しっかり凍ってしまいます。こういう雪はやっかいです。

 この雪の情報、今年はあちこちの学校がWeb上にのせています。たとえば中郷小学校からは、毎日降雪量・積雪量の観察記録が発信されていますし、十日町小学校からは、大雪の十日町の「体験レポート」があります(写真がとても効果的)。だいぶ前、「雪の多い地方」に関する教科書の記述を眺めてみたことがあるのですが、けっこう間違いがあってがっかりしてしまいました。こういう「生の」情報が全国に向けて発信されるようになると、各地方の暮らしも、もっとよく伝わるかもしれません。

■96.02.06.

 まるで今年の年頭の誓いのように,1月はじめから作り出した方法講座のホームページですが,ようやく骨組み程度はできてきました。1月29日には講座の了承を得て,公式Versionになりました。
 WWW サーバ自体がまだ暫定的なので,今後どうなるかわからないところもありますが,ともかく,講座内外との新しいコミュニケーション手段として,これから少しずつ情報を増やしていきたいと思います。院生の人たちにも手伝ってもらって(くれますよね?)。よろしくお願いします。


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