記録編 ニューヨーク
アムトラックの旅(ボストン〜ニューヨーク間)
上越教育大学・院 社会系
(秋田県立秋田中央高等学校) 渡辺義人
自動販売機 検札
クレジットカード利用による自動販売機 車掌による検札
 以下、実際のアムトラック旅の様子を紹介することで、小・中・高すべての校種で日本の新幹線等と比較するなど、アメリカ合衆国の鉄道交通事情が正しく認識されると考える。
 8月18日早朝、ホテルから全員バスでサウス駅に向かう。各班ごとに駅の構内の無料のテーブル席で簡単なテイクアウトの朝食をとる。いろいろな列車がホームに到着し通勤途中のびっくりする程多くの人々が、慌ただしく近郊からのコミューターレイルから降りてくる。
 時刻表の□Rの印は予約が必要という意味である。当日のチケットは窓口のほか、クレジットカードを利用して自動販売機で買うこともできる。カード社会アメリカ合衆国ならではの光景である。
 我々の車両は、列車番号93のコーチ車両でいわゆる2等である。しかし、前後左右の幅は広く、フットレストまであリ、全体としてゆったりとしていて、快適である。列車は定時に出発した。
 しばらくすると車掌が検札に来て、行き先別に色違いのカードを座席の上に差していく。つまり座った座席が自分の指定席になるしくみである。11時頃、大きなエスチェアリーが見えた。川の河口の様だ。線路は大きく左にカーブしながらニューロンドンに到着した。
 11時25分、ニューヘヴン手前で、列車は突然停止した。橋の上で、左右は河口で、ラグーンが発達している。景色が良いので気分は良かったが、列車は徐々に遅れ始めており、少し心配になる。停止の理由は、橋の工事らしい。ロングアイランドが見えると思ったが見えない。
 今日の昼食は、車内でとる。班ごとに、ビュフェに買い出しに行く。日本の新幹線のビュフェと似たようなものである。チキンチーズバーガーとコーヒーで5$であった。
車内のビュフェ ペンシルバニア駅
車内のビュフェ ニューヨークシティ、
ペンシルバニア駅