★ 反比例に負の数

算数でも反比例を学習しました。
面積が 24  m2  の長方形の縦の長さを  x cm
横の長さを  y cm  とすると、
「 y は x に反比例する」のでした。
あるいは 10 kmの道を 分速 x mで歩くと
かかる時間を y 分とした時も、
「 y は x に反比例する」のでした。

では、 y= 6x  で x の値が負の数になる場合や、
y= -6x  と比例定数が負の数になる場合は
どう考えたらよいでしょうか?

辺の長さや分速が負の数になるのは変な気がします。
また長方形の面積や道のりが負の数になるのも
意味がよくわかりません。

ここでまた気持ちを切り替えてみましょう。
面積や道のことは忘れて、y= ax という仕組み
示された時に、そこから何がわかるか、
この仕組みにはどんな情報が隠されているか
を探究する、と考えてみるのです。

そして、その仕組みの中の一部が負の数に変わると
どんなことが起こるのか、変数  y  はどんな動き方や
振る舞い方を見せるのかを、調べるのです。

参考: 反比例のグラフ