のような式は計算の手順であると同時に
数の表現の1つであると、気持ちを切り替えました。
これは文字の入った式でも同じです。
という式は、「 にある数をかけてから をたす」という
手順を表していると同時に、その結果として得られる数も
表しています。
その数が「 とある数の積に を加えたような構造をしている」
という、数の「仕組み」に関わるメッセージが込められているのです。
という式であれば、
「ある数を でわる」という手順、
つまり
という計算と同時に、
その結果として得られる答え(商)も表しています。
小学校5年の時に、である
ことを習ったと思います。
同じように考えれば
の答え(商)はという分数になります。
そして、このわり算とその答えである分数を同一視してしまうのです。
同じ式で計算手順もその答えも表すというのは、
少しいいかげんに見えるかもしれません。
でもリバーシブルの服のように、1つのものを
その時の気分で2通りに使える自由を手に入れたと
気持ちを切り替えて、うまく使いこなしていきましょう。