教員紹介

およそ「音楽」と名のつくあらゆる現象に関心を持って教育・研究に取り組んでいます。研究室には様々な種類の書物と楽器が転がっています（めざせ「驚異の部屋」！）ので、興味のある方はいつでもおいで下さい！

授業

学部・大学院ともに、日本の伝統音楽とその歴史、和楽器や諸外国の音楽の奏法と特徴を扱う授業を中心に、音楽社会史や音楽文化論、伝承論・教材論などを扱う授業も開講しています。単なる「お勉強」にとどまらない、「研究」することの大切さと楽しさを伝えられればと思っています。

【主な担当授業】
学部：音楽史�T、音楽史�U（和楽器入門）、民族音楽学　など
大学院：音楽（学）研究の基礎理論、伝統音楽教育の現状と課題、諸外国の音楽教材研究、和楽器教材研究　など

研究

研究のフィールドは日本の音楽史および美学思想史です。能楽の大成者である世阿弥の芸術論に関する研究を著書にまとめたほか、最近はいわゆる伝統音楽が「草の根」レベルでどのように人々に受け止められ、実践されてきたか（されているか）に関心を持ち、研究を進めています。

【主な研究業績】
・「人はなぜ謡の稽古に熱中するのか：夏目漱石と能 再考〜稽古の現象学�W」（『上越教育大学研究紀要』40(2)、2021年）
・『おのずから出で来る能：世阿弥の能楽論、または〈成就〉の詩学』（春秋社、2020年）　など