文字・数字と縦横罫線だけで構成されるものを「表」,それ以外のグラフやフローチャートなど,不定形なものはすべて「図」と呼ぶ。
図・表は大きなものでも小さなものでも,必ず原稿用紙1枚に1つの図表を書くようにし,そのページには本文を書かない。
文献から引用した図表には,その出典(著者名,出版年,所在ペ―ジ)を( )内に明示する。
図と表の内容は,原則として重複しないようにすること。実験結果を示すときは,表の方が情報量が多いので,表を優先する。図は,交互作用を説明するときなど,特徴的な結果を強調する場合に用いるとよい。
図表を使うときは,必ず本文でその図表に言及しておく。本文で何の説明もなく,図表だけが示されることがないように。
図表を挿入する位置は,本文でその図表に言及した直後のページが望ましい。
表には,上に通し番号とタイトルを記す。(Table 1または表1)
番号は,論文全体の通し番号にするか,章ごとの通し番号(Table 1-1 の形式)を用いる。
罫線は,いちばん上の罫線(タイトルの直下にある)のみ太罫で書き,それ以外の線は細罫で書く。タテ罫はできるだけ用いない。
「結果」などで,数値を表示すときは,次の点に注意すること。
図には,下に通し番号とタイトルを記す。(Figure 1または図1)
番号は,論文全体の通し番号にするか,章ごとの通し番号(Figure 1-1 の形式)を用いる。番号は,表の番号とは別。
図は黒一色で書く。これは,あとの人が論文に興味を持ってコピーするときのため。元はカラフルな図でわかりやすくても,モノクロコピーによって,どのグラフ線も区別がつかなくなってしまったら意味がない。
グラフで複数の線を区別したい時は,色のちがいを使わず,実線・破線等で区別する。また,グラフはできるだけ大きく,またできるだけ太い線を使って書く。これも,あとの人が縮小コピーをかけたときに,グラフの線がつぶれてしまわないようにするため。
グラフを書くときは,縦・横軸のラベル,縦軸の数値の単位など,必要な情報を忘れずに記入すること。