ナッシュビルの公立学校のうちわけ


 アメリカの教育の話を聞くときに、学校の学年段階の区切りがよく分からないことがある。先日、大学の廊下にある掲示板に、ナッシュビルの公立学校の一覧があり、そこに各学校の担当する学年段階も併記してあったので、ちょっとメモしてみた。以下ではそのうちわけを簡単に紹介したい。なお、実際にそれがどのように運用されるのか(例えば、K-2の学校を卒業した人が次にどこに進むのか等) の情報は含まれていない。またナッシュビルに対応するディビッドソン行政区の管轄でない学校は含まれていないようである。例えばヴァンダービルト大学の近所には University School (少なくとも現在は大学とのつながりはない) というK-12の学校があるが、これはリストには含まれていなかった。

 初等学校 (elementary schools) は全部で71校であるが、扱っている学年段階ごとに校数を示すと次のようになる。

学年段階 校数
K-435
K-614
K, 3-67
K-25
K-32
3-42
4-62
Pre-K1
K1
K, 4-61
1-61

 次に特殊学校 (Special Education Schools) が4校あるが、K-12が1校、1-8が1校、Gifted とだけあるものが1校、学年の書いてないものが1校であった。

 ミドルスクールは32校で、うちわけは次のようになる。

学年段階 校数
7-817
K, 5-613
5-61
5-81

 ハイスクールは11校で、これは全てが9-12学年を扱うことになっていた。

 この地区には重点学校 (Magnet School) が10校ある。このうち9-12年生が通うものが3校 (うち1校はハイスクールと一緒の学校のようである)、5-8年生の通うものが2校、他は、Kおよび5-8年生、K-5、5-12、7-12が各1校ずつ、また3歳から9歳という表示のものが1校あった。

 この他に公立学校としてリストされているものは、Alternative Learning Center と Adult Program であるが、前者には Boys & Girls Club, Center for Family Life, Murphy Alternative Center の3校が挙げられており、後者には Cohn Adult Learning Center が挙げられていた。

 教科書のシリーズなどを見ると8年生までがセットになっていることも多いが、上の学校の区分を見るとなかなか複雑なようである。


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