★ ともなって変わらない?

中学校の数学では、変数 x の 値を決めた時に
変数 y がどう 決まるのかの仕組みを与えれば、
関数が作れる のでした。

では、今、変数 x の 値を決めた時に
いつでも変数 y の値は  2 と決まるという
仕組みを考えたらどうなるでしょう。
 x が  3 の時の  y の値も  2  だし、
 x が  17.5 の時の  y の値も  2  だとして
 y の値が決まるような仕組みです。

これでは x の値がどんどん変わっても、
 y の値はいつでも同じで、ちっとも 変わりませんから、
ともなって変わっているとは言えません。

でもこの場合も、 x を決めると
y の値がちゃんと決まるので、
y は x  の関数であると言えるのです。

このように、ともなって変化していないような場合でも、
関数として扱えることも、 「決めれば決まる」 へと
気持ちを切り替えることの一つのメリットです。

ともなって変化しない場合を考えても面白くない
ように思いますが、学習が進んでいくと、
こうした関数にも大切な出番があったりするのです。