中学校の数学では、変数 の
値を決めた時に
変数 がどう
決まるのかの仕組みを与えれば、
関数が作れる
のでした。
では、今、変数 の
値を決めた時に
いつでも変数 の値は
と決まるという
仕組みを考えたらどうなるでしょう。
が
の時の
の値も
だし、
が
の時の
の値も
だとして
の値が決まるような仕組みです。
これでは の値がどんどん変わっても、
の値はいつでも同じで、ちっとも
変わりませんから、
ともなって変わっているとは言えません。
でもこの場合も、 を決めると
の値がちゃんと決まるので、
は
の関数であると言えるのです。
このように、ともなって変化していないような場合でも、
関数として扱えることも、
「決めれば決まる」
へと
気持ちを切り替えることの一つのメリットです。
ともなって変化しない場合を考えても面白くない
ように思いますが、学習が進んでいくと、
こうした関数にも大切な出番があったりするのです。