上越教育大学 教員養成GPプロジェクト
プロジェクトの内容

マルチコラボレーションによる実践力の形成

 本学の教員養成GPには、次の3つの特色があります(下の図もご参照ください)。

(1) 学校教育プログラムの開発・実施

 第1段階は、教員養成GPに協力くださる学校現場で、その学校の抱えている課題への取り組みを支援する活動です。
  まず、大学の近隣の学校ではどのような課題に取り組んでいるのか、それらの課題のなかで大学が支援可能なものはどのようなものかについてリサーチします。
  次に、リサーチによって把握したそれぞれの課題に精通した大学教員を中心に、その課題に取り組みたい大学院生を加えた支援チームを作ります。なお、今回のプロジェクトでは12のチームが作られました。
  そして、それぞれのチームは学校現場に赴き、現場の先生方と協働しながら、課題の解決に向けた学校教育プログラムを開発・実施するのです。

(2)教師教育プログラムの開発・実施

 第2段階は、学校現場での支援活動の経験を、他の学生たちに伝える活動です。学校現場での貴重な経験を振り返り、再構成して発信するという活動を通して、プロジェクトに参加した大学院生の学びを深めることを目的としています。
  まず、自分たちの活動を振り返るなかから、何をどのように伝達していくかを考え、学部生や大学院生を対象とした授業の案を作ります。
  次に、大学で実際に授業を行います。受講した学生からの意見を聴取し、授業の内容を改善します。
  そして、これから教員になろうとする学生や、力量を高めようとする現職教員に資する教師教育プログラムとなるように、改善された授業の内容をホームページのコンテンツとしてまとめます。

図 本プロジェクトの概要