発達支援教育実践研究コース 学校ヘルスケア領域

開設授業科目例

保健室の機能と経営

 学校保健活動を推進する拠点であり,保健情報センターとしての機能発揮が期待されている保健室を経営論的視座から学修します。理論と根拠に裏打ちされた「保健室経営」の実践力を身につけます。

現代的な健康課題の把握と養護実践の組織化

 教育保健学を理論的な支柱とし,児童・生徒をとりまく現代的な健康課題の見方,考え方について理解を深めます。さらに,教育・支援課題へと精緻化し,実態に見合った特色ある教育・支援プログラムを開発し評価する実践の組織化プロセスを学修します。

健康相談活動の方法と技術

 養護教諭の独自性を踏まえた観察・問診のあり方や,仮説検証過程としての「見立て」のプロセス,個別の保健指導及び健康相談の進め方を構造的に学修し,包括的な健康相談活動の実践力を身につけます。

疾病予防教育の理論と実践

 感染症,熱中症,生活習慣病といった疾病の基礎的理解と,その予防法について学びます。また,これらの理論学習と学校現場に蓄積されたデータおよびオープンデータの分析を通して,疾病予防教育(がん教育を含む)について論考します。

食教育の理論と実践

 教育や保育の現場における「食教育(食育)」の必要性や有効性に関する最新の情報を収集・分析し,今後の「食育」の展開のあり方や教育現場における具体的な食教育(食育)事例について議論・企画・提案できる知識や技術を修得します。

子どもの栄養管理

 学校全体における食育の目標・年間計画の作成や,児童・生徒の実態把握から食に関する課題を解析し,食に関する指導の実践を身につけます。また,食に関する指導前後の評価のあり方について議論・企画・提案できる知識や技術を演習形式で修得します。