教科教育・教科複合実践研究コース 人文・社会領域社会分野

開設授業科目例

社会科内容学(地理A,B,C)

 地理に関わる教科内容について学修し、教材として活用する能力を身につけます。地理的事象の特徴を読み取り、分析し、考えるための力を身につけ、実践することを通して、地理的な見方・考え方について理解します。

社会科内容学(歴史A,B,C)

 社会科(歴史分野)を教えるための教科内容を習得します。歴史学の最新の研究成果を踏まえ従来の教科内容を見直し、近現代史中心の歴史総合的アプローチ、専門的な調査分析方法、教員と受講者の対話、受講者の主体的学びを重視します。

社会科内容学(公民・公共・政治経済A,B,C)
社会科内容学(公民・公共・倫理A,B,C)

 社会科の教科内容の背後にある法律学・政治学・経済学・社会学・倫理学・宗教学等の知見や研究成果を踏まえ、主体的対話的考察を通じ、社会科に関する教育の在り方をメタ視点から分析する視点と授業改善の手法を身につけます。

地域研究フィールドワーク

 野外へ出て、観察・計測・聞き取り等の調査を行うことで地域の実態に触れ、特徴を理解します。受講生や担当教員との議論を重ね、成果をまとめるという一連の作業を通して社会科教育に必要な地域研究フィールドワークの手法を体得します。

社会科地理授業(社会科歴史授業・社会科公民授業)の理論と実際

 社会科(地理歴史科・公民科を含む)の地理授業・歴史授業・公民授業について、それぞれ授業を開設しています。各分野の授業における理論と実際に対する検討と考察を進めて、授業構築の基本習得と能力向上を図ります。

主権者・シティズンシップ教育の理論と実践

 社会系教育実践の現代的課題である主権者・シティズンシップ教育について、地理教育・歴史教育・公民教育のそれぞれの理論研究・実践事例や、諸外国の理論研究・実践事例を参考に総合的理解を図ります。

社会系授業実践における評価と授業分析

 社会系教科教育で育成すべき資質・能力について評価・授業分析の視座から探究します。前半では関連理論を理解し、後半では実際の授業実践事例を検討し、評価・分析に関する理論と実践の融合的理解を図ります。

社会系教育総合演習(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ)

 社会系教科内容学や社会科教育学をはじめとした学修をもとに教科教育実践に関わる課題を各自が設定し主体的な研究を遂行することを通して、社会科教育分野におけるプロフェッショナル性を総合的に高めます。