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Ⅱ大学の教育研究等の質の向上に関する目標-2-(1)

2 研究に関する目標
(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標

中期目標

知の世紀における学校教育の役割と個々の人間理解を重視するとともに,教育という総体の中で「今,学校に必要なもの」を創造的に生み出す教育に関する臨床研究を,「『学校』,『教師-教育内容・教育方法-子ども』,『学び』」という教育現場の実際を踏まえてダイナミックに推進し,その成果に基づいて教育・研究指導の充実・改善に積極的に取り組む。
教育に関する臨床研究を,学校の教育現場との知的・人的資源のダイナミックな循環の中に位置づけ,その成果を学校教育現場に還元する。
また,学校教育に関する総合的・中核的な人材養成機関として,新たな教員養成カリキュラムを提案する。
教育に関する臨床研究の推進に当たっては,現職教員の研修における教育・研究指導を通した研究,さらにその成果を教育・研究指導に還元しうる研究の推進にも意を用いる。

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中期計画

Ⅰ大学の教育研究等の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置
2 研究に関する目標を達成するための措置
(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標を達成するための措置

○目指すべき研究の方向性

現職教員と教育・研究指導を通して連携しうるという本学の特色を生かしながら「『学校』,『教師-教育内容・教育方法-子ども』,『学び』」という教育現場の実際を踏まえた研究として,教育に関する臨床研究を推進する。この教育に関する臨床研究は,児童・生徒を前にした教育臨床と,この臨床を支える目的を持った基礎的・開発的・応用的研究の総体とする。その実現に向けて以下の取組を行う。
教育に関する臨床研究の推進とその成果を踏まえ,新たな理念に基づく大学院博士課程について可能性等の検討を行う。

○大学として重点的に取り組む領域

現職教員と教育・研究指導を通して連携しうるという本学の特色を生かしながら,学校教育現場と協力し,子ども達の日常的な観察・分析から,望ましい学校教育のあり方について総合的に探究し,子ども達の学習活動に直接フィードバックできる開発研究に重点を置く。

○成果の社会への還元に関する具体的方策

教育に関する臨床研究を,学校の教育現場との知的・人的資源のダイナミックな循環の中に位置づけ,その成果を教員養成カリキュラムや学校教育現場における教育実践に還元する。このため,附属学校での教育実践や研究会を活用した機会の設定や,出版・講演・講習会等の対外事業に対する支援策を講ずる。
学校教育に関する総合的・中核的な人材養成機関として,新たな教員養成カリキュラムを研究し,他の教員養成大学・学部等の活用に資することを目指す。この際,学部・大学院6年一貫の教員養成に関する研究など,学部学生を主な対象とする教員養成と,現職教員に対する研修を融合したカリキュラム研究も推進する。

○研究の水準・成果の検証に関する具体的方策

大学における研究の成果・効果を学校教育現場との知的・人的資源のダイナミックな循環の中に位置づけ,相互のフィードバックの中で研究の質の向上を図る。
このため,教員の任命権者である教育委員会をはじめとする関係機関,学校教育現場の関係者との緊密な意見交換の場を設けるとともに,他の教員養成大学教員も含めたシンポジウム等の開催を計画的に行う。

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年度計画
○目指すべき研究の方向性として,次のことを行う。

(平成18年度から実施のため,16年度は年度計画なし)

○大学として重点的に取り組む領域に関し,次のことを行う。

近隣諸学校との連携による開発研究プロジェクトを立ち上げ,基本計画案を検討する。

計画の進行状況等

附属小学校等のスタッフと協同で行っている研究プロジェクトの実践をもとに,近隣諸学校との連携による開発研究プロジェクトに基本計画について検討を行った。

○成果の社会への還元に関する具体的方策として,次のことを行う。

(1)学部と附属学校,公立学校等(教育委員会を含む。)との共同研究テーマ策定理念を検討し,共同研究テーマの募集と選定を行う。

計画の進行状況等

学術研究委員会において,学部と附属学校,公立学校等(教育委員会を含む。)との共同研究テーマ策定理念を決定した。また,上越地区の公立学校等を対象として共同研究テーマに関するアンケート調査を実施した。

(2)各センター及び関係講座・分野が連動し,現職教員のための「教育実践セミナー」について内容の策定を行う。

計画の進行状況等

各センター及び関係講座・分野で開催されている現職教員を対象としたセミナーの実施状況を調査し,その調査結果に基づき,各センター及び関係講座・分野で連動して現職教員のための「教育実践セミナー」の内容についての検討を行った。

(3)各講座・分野の「修士論文発表会」を公開で開催し,広く現職教員や教育行政関係者を含めた研究協議の場とするため,運営方法について検討する。

計画の進行状況等

全19専攻・講座・分野のうち,17専攻・講座・分野が,「修士論文発表会」を公開で開催した。公開された「修士論文発表会」は,研究協議の場として活発な意見交換が行われた。

(4)現在実施している附属学校との「研究協議会」について連動を強化し,学校カリキュラムや教育実践に対して問題提起を行うための基本的事項を検討する。

計画の進行状況等

附属学校園の「研究協議会」において本学教員,上越教育事務所指導主事,公立私立幼稚園・小中学校教員を多数研究協力者として委嘱し,連動を強化した。年度末の研究のまとめにおいて,学校カリキュラムや教育実践に対して問題提起を行うための基本的事項を検討した。

(5)各附属学校研究協議会を開催する。

計画の進行状況等

附属幼稚園は10月8日,附属小学校は11月18,19日,附属中学校は10月14日に研究協議会を開催し,それぞれ,172人,687人,364人の参加者があった。

(6)現職教員の教育活動に資するため,研究成果を還元する出版事業について検討を行う。

計画の進行状況等

学術研究委員会で,現職教員の教育活動に資するため,研究成果を還元する出版事業を実施する検討を行った。

(7)新しい教員養成カリキュラムの構築のための策定理念を検討する。

計画の進行状況等

カリキュラム企画室に設置したカリキュラム改革ワーキングにおいて新しい教員養成カリキュラムの構築のための策定理念として4つの要素で構成するカリキュラム改革の必要性を学長に答申した。

○研究の水準・成果の検証に関する具体的方策として,次のことを行う。

学内で採択する研究プロジェクトについて,大学全体における位置付け,研究の水準・成果,研究成果の公表・公開方法について検討する。

計画の進行状況等

研究プロジェクトの大学全体における位置付け等について検討し,新たに「若手研究」の区分を設置し公募を実施した。研究プロジェクトの研究水準・成果,研究成果の公表・公開方法については,引続き検討することとした。


このページは上越教育大学/企画・広報課が管理しています。(最終更新:2013年04月08日)

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