教育研究指導のご案内
興味・関心のある方の訪問は歓迎します。
はじめに
卒業研究・課題研究では、学生実験や講義の内容と違い、未だ答の得られていない課題について研究することになります。研究テーマは相談して決めますが、基本的に自主性を重んじます。テーマを決めたら、卒業・修了までを見通し、主体的に計画を立ててもらいます。現在は、グループゼミで前期に天文学のテキストの輪講、後期は1週間に1度進捗の報告と必要に応じて個別指導をしています。なお、地学分野合同で年3回の中間発表があります。
当研究室を希望される可能性のある方は、卒業研究・大学院での研究は講義・実験の内容とは大きく異なる場合もありますので、配属希望/大学院入試の前に話を聞きに来てください。2年あるいは3年は思ったより長い期間です。研究内容だけでなく教員との相性も大事です。「百聞は一見に如かず」です。実際に会って話をした上で、検討することをおすすめします。
兵庫教育大学大学院・連合学校教育学研究科において,博士課程(後期3年)学生の指導も可能です。関心のある方はお問い合わせください。
学生に望むこと
- 時間や約束を守ってください。遅刻や欠席をする場合には必ず連絡してください。
- 自然に関心があり好奇心旺盛な人、積極的に人とのコミュニケーションをとれる人を歓迎します。
- 高校地学の履修は必須ではありません。
- 研究室訪問は原則としていつでもOKですが、不在あるいは都合によって出直してもらうこともあります。事前にアポイントメントを取った方が確実に時間をとることができます。
研究室メンバー(2020年度)
- 教員
- 濤﨑智佳
- 金子紘之
- 修士2年 2名
- 学部4年 3名
研究テーマ例
修士論文
- 分子輝線観測に基づく南天の棒状渦巻銀河NGC986における星間ガスの研究
- 分子輝線観測に基づく天の川銀河系における分子ガス雲の研究
- 小中学校天文分野における教材作成システム及び教育プログラムの研究
- 渦巻銀河 M33 の速度構造に基づく星形成進化の研究
- 天文分野における児童生徒の空間的な理解を向上させる指導法の研究
- 近傍渦巻銀河 NGC1068 の動力学的な性質に関する研究
- 天文学分野における理解度に影響をおよぼす要因の研究
- ALMAのキャリブレーターを用いた星間雲の分子吸収線探査
- 重力レンズクェーサーCloverleafにおけるCO(J=3-2)輝線の像復元とクエーサー母銀河の分子ガス分布および速度構造
卒業論文
- 天体望遠鏡用の教育用分光器の開発
- 複合 HII領域 S254-258の分子雲の性質
- 星形成領域 M17SWexのアンモニア分子輝線観測
- 星形成領域M17SWおよびSWexに対する多輝線観測
- 多輝線観測に基づくオリオンKLに付随する分子雲の研究
- アンモニア分子輝線観測に基づく NGC7538 に付随する分子雲の研究
- アンモニア分子輝線観測に基づく M17 領域 0° 分子雲の研究
- アンモニア分子輝線観測に基づくオリオン座B分子雲の研究
- アンモニア分子輝線観測に基づく超新星残骸W28に付随する分子雲の研究
- 天体の日周運動と年周運動を理解するための全天画像を用いたweb教材開発
- 機械学習を用いた銀河の形態分類の研究
- NH3 分子輝線と赤外線に基づく異なる星形成段階の星間雲の温度分布 /li>
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