★ 反比例で分母に小数・負の数

変数 x の値を決めた時に 変数 y の値を決めるための
仕組みが  y= 6x  という式で与えられている関数、
つまり 反比例 y= 6x について考えている時に、
 x にいろいろな 値を 代入していると、 分母が小数に
なったり、負の数になったりします。

小学生が見たら変に思うところですが、分数について
気持ちを切り替えて いる中学生なら、大丈夫です。

分数はわり算の計算かその商を表現しているのでした。
したがって、 x に  0.3 を代入して 60.3 となったら、
これは  6÷0.3  の計算か、その商の 20  のことだと
思えばよいのです。

ちなみに 60.3 の分子と分母に 10 をかけても
分数の大きさは変わらないはずです。実際、
6× 100.3×10  =  603  =20 となり、 話のつじつまは
合っています。

 x に  -4 を代入して 6-4 となったら、今度は、
 6÷(-4 )  の計算か、その商の -1.5  のことだと
思えばよいことになります。

このように、分母の x には  0 でない数であれば、
小数でも負の数でも代入してまったく問題がない
ことがわかります。

では、 x に 13  や -25 といった分数を代入した
場合も、考えられそうですか。