★ ゲームの変更

算数では色画用紙でできた形を折ったり、切ったり
して、図形の性質を調べました。あるいは、紙の上に
かかれた形で辺の長さや角の大きさを定規や分度器で
測ったりもしました。

でも、中学校では同じ三角形や四角形を考えているのに、
どうもやり方が違う、と感じませんか?
中学校の図形の学習では、気持ちを切り替えて、
算数とは別のゲームが始まったと思う方がよいかもしれません。

中学校の数学では

ことが多いのでした。

図形の場合は、形の持つ「仕組み」が話の出発点となります。
基本的なルールは次のようなものです。

残念ながら、紙を折ったり切ったりすること、
定規や分度器ではかることは、ルールに含まれていないのです。
でも、限られたルールの中で、何とかゴールにたどりつこうと
工夫をするから、ゲームとして面白いとも言えます。

「見ればわかるのに」「はかればいいのに」と思うことも
あると思います。でも、気持ちを切り替えて、中学生に
なって新しいゲームにチャレンジしているんだと考え、
いろいろな制約の中でゴールにたどりつく工夫を
楽しんでみましょう。

ちなみに形についての基本的な「仕組み」についての
情報が、「定義」と呼ばれるものです。