例えば
という式を考えて見ます。気持ちを切り替えて、
こうした式も
数の「仕組み」の表現
であると考えたのでした。
ただ、「仕組み」の一部に
数字で表せない
部分がある時には、
という文字を使うのでした。
この にいろいろな値を
代入して
みると、それに応じて
の値が決まります。ですから、
は
の
関数
で
あると言えます。
(気になる人は、今の式 を と表す
ことにして、つまり だと考えて、 は の関数だと
言えばよいでしょう)
このように、
の値は の値に応じて
いろいろな値に
なりますが、ここで追加の情報が得られたとします。
例えば、「どうも
の値は らしい」という情報が
入手できたとします。すると、 の値はなんでもいいという
わけにはいかなくなります。実際、
や を代入
しても、
の値は にはなりません。
このように、式の値について情報が加わり、
と
表されるようになり、
の値により等式が成り立ったり、
成り立たなかったりするようになると、この等式は方程式に
なります。
他に「今の式
と別の式
が同じ値になる
そうだ」といった情報が加わり、
と表される
ようになると、
の値により
等式が成り立ったり、
成り立たなかったりするようになります。なので、この等式も
方程式です。
このように、式の中の にいろいろな値を
自由に代入する
ことのできる時は関数の話になり、情報が加わり等式で
表されるようになって少し自由度が下がり、
そのため、 の値により
等式が成り立ったり、成り立た
なかったりするようになると、方程式の話になります。
でも、同じ文字式に関わることなので、関数と方程式は
持ちつ持たれつの関係にあります。関数で