学校教育実践研究コース 学級経営・授業経営領域

開設授業科目例

学級経営と授業経営に関する事例研究

 「学級経営」及び「授業経営」の現在の教育課題とその課題に直結する教育理論と実践的なアプローチを網羅的に学びます。講義に加えて、グループワークやプレゼンテーションの時間を十分に確保し、受講者が主体的に学び深められるような授業の展開を図ります。

授業分析の理論と実践

 授業を見る力の養成と授業の分析をするために、学校現場の生の授業を題材に参加者が学び合う授業です。この授業を通して、省察的実践家としての教師の授業力形成と向上から、子どもの学びに寄り添える教師をめざし実施します。

教科におけるICT活用論

 教科において、アクティブ・ラーニングを実現するための1人1台の情報端末やCSCL、その他ICT機器の操作方法と効果的な授業デザインを学びます。そして、ICTを活用した授業設計を行い、模擬授業を通して実践できる能力を習得します。

道徳教育の理論と実際

 道徳科の教科書を使った道徳科の授業を適切に展開できますか? 道徳に、不安や課題を抱えていませんか!? 本科目は、道徳科や道徳教育の基礎を学ぶことはもちろんのこと、道徳科の授業づくりについて、指導方法を含めて模擬授業などの演習を取り入れながら、実践的に学びます。

資質能力ベースのカリキュラムデザイン

 育成を目指す資質能力とは何かを理解することからはじめます。どのような学びを通して育成するのかを考え、育まれた資質能力をどのように見取ることができるのか。「指導と評価の一体化」を実現する授業づくりを学びます。

協同的な学習実践論

 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)を日常的に推進していくため、協同的に学んでいくあり方、考え方、進め方の習得が必要です。これらをワークショップや演習を通して実践的に、体験的に学んでいきます。

中学校高等学校国語科授業づくり演習

 主体的・対話的で深い学びが発生する国語科授業デザインについて、対話的に作り上げます。扱う題材は、現代文、古典、散文、韻文と多岐に渡ります。学びの「核」となる言語の見方・考え方に迫る課題を考え、それをもとに模擬授業も行います。

持続可能な教員研修論

 学び続ける教師であることを目指し、先行研究に基づいた教師のリフレクションの理論と手法、授業研究における授業観察・分析の理論と手法について学修します。理論を学ぶ講義と演習・分析、そしてその演習を振り返る評価を行います。

国語科学習デザイン論

 ①カリキュラムデザインの考え方②教材研究と学習過程デザインの関係③教育研究の在り方と方法④学習過程のデザインと学習者研究の在り方⑤授業分析とカリキュラムへのフィードバックの在り方、などについて、具体的な教材や授業実践から検討します。

インクルーシブ教育の理念と実践

 インクルーシブ教育システムの構築が求められている中、小学校等の通常の学級では発達障害等のある児童生徒の在籍を前提に、教科等の授業を実践していくことが必要です。本授業では、インクルーシブ教育の理念とそれに基づく授業をデザインするための知識・技能について学びます。