ごあいさつ
学校では、複雑で多様化する児童生徒の心身の健康問題への適切な対応と解決、さらに生涯にわたる健康で豊かな生活につながるための教育が求められています。学校でのヘルスケアに関わる教育には健康教育や食教育があり、それらには学校全体での協働的な教育の実践とそのための高度な実践的指導力が不可欠です。健康教育や健康問題への対応は、養護教諭・栄養教諭をはじめすべての教職員に要求されています。
上越教育大学では、こうした時代の要請に呼応すべく、平成18年度より新たに大学院学校教育研究科修士課程生活・健康系コースに「学校ヘルスケア」を設立し、第1期生5名を迎えてスタートし、これまでに29名の修了生を輩出し、現在も12名が在籍しております。近年では、栄養教諭免許をもつ学生や学級担任として「食に関する指導」に志向性のある学生が増えつつあります。
「学校ヘルスケア」では、児童生徒の健康をめぐる現代的課題に関して学校健康教育学、医科学、養護学、食教育学などの専門的な学問基盤に立脚しつつ、学校教育に関する理論と方法を研究する能力、問題を解決する能力、および教育実践の推進者になりうる能力の向上を目指し、学校におけるヘルスケア全体に対して、指導的な役割を果たせる人材を養成することを目的としています。
「学校ヘルスケア」に興味・関心のある方は、気軽にご連絡ください。そして、より一層子どもたちが生き生きと健康で豊かな生活につながる教育の実現について一緒に追究していきませんか。
なお、このホームページを通して、現職の養護教諭・栄養教諭の方をはじめ、養護教諭・栄養教諭を目指している方、学校におけるヘルスケアに関心のあるすべての方々に、当分野に関する情報を発信していきたいと考えております。お気づきの点がありましたら、お知らせください。どうぞよろしくお願いします。
平成27年5月
生活・健康系コース(学校ヘルスケア)
スタッフ一同