教科教育・教科複合実践研究コース 教科横断・総合学習領域教科横断・探究的学習分野

開設授業科目例

状況論からの教育実践研究

 状況論的な学習観に依拠し、種目にとらわれない、ボールゲームの構造に着目した理論について概説し、言語活動を重視し技能に偏向しないインクルーシブなボールゲームの授業を概説します。

主体的学びの臨床過程

 道具や記号に媒介された活動的で協働的で相互作用的な子どもの学びの過程と成り立ちを、状況論及び社会文化的アプローチの理論と研究手法から概説します。また、観察、記録、記述、分析、考察する過程とそのあり方を、講義とグループでの参与観察演習による事例収集の記述分析と映像分析により探究します。

言語と対話的学びのデザイン

 言語による認識・思考の深層構造と対話の重層性に着目した理論を前提に、実践事例を検討し、対話的学びのデザインに資する要件を見出します。見出した諸要件を関連づけた学習過程をグループでデザイン・発表し、省察を共有します。

メンタルトレーニングを活用した学習支援

 スポーツにおけるメンタルトレーニングの心理的技法が児童の心理的な要因を改善し、学習への取り組みを向上できるのではないかとの仮説を基に作成された、学習支援プログラムの理論的背景を、演習を交えながら概説します。

教材としての身体運動科学

 身体運動に関する科学的知見を概説し、生物としての身体、表現手段としての身体、環境と相互作用する身体、社会生活の中での身体など、身体やその運動の様々な側面から身体運動科学の教材としての可能性について議論します。

教科等の横断と実践開発

 複数教科等に共通する内容と資質・能力の両側面に着眼しながら深い学びを実現するカリキュラムマネジメントや実践開発の在り方等について、横断的・探究的な視点を踏まえて概説します。