テーマ別編 小学校 4/6
小学校におけるアメリカ合衆国理解
〜新たな可能性とそのきっかけになる学習材を考える〜
上越教育大学学校教育学部附属小学校教諭 佐 山 幸太郎
幾つかの食品の値段を挙げておく。
食品の価格調べ(ボストン市内のスパー) (1$=120として)
ミルク (1/2ガロン=1.9リットル) 円換算310円
(12個) 119〜143
チーズ (カップ入りクリームチーズ) 215
(日本の1.5〜2倍のチェダーチーズ) 357〜456
パスタ
(マカロニ・ペンネなど
様々な形 大袋入り)
83〜119
クッキー (1ポンド=454グラム) 384〜540
冷凍ピザ (特大400グラム) 576〜839
冷凍魚切り身
(マグロ、オヒョウ〜サケ)
479〜635
トマト水煮缶詰 (日本と同じサイズ〜特大) 71〜119
サケ缶詰 180〜287
シリアル・
コーンフレークス
(日本より大箱) 215〜275
上越市のスーパーでは同様のものが
376円
241〜274
290
490〜650
250g 298
徳用1kg 338
685
265g 490
冷凍カレイ4切 480
生サケ 398〜580
148〜168
215〜318
小箱 248、388
○授業化の構想     (*教師の働きかけ  ・主な子供の反応)
*「J」店の店内外の写真を大きく引き延ばしたものを数枚提示する。
*気付いたことを発表させる。
*1枚ずつ子供の質問を受ける。
・その写真に写っているのはなんですか。 ・他にどんなものが売っていたのですか。
・値段はいくらなのですか。 ・なんと書いてあるのですか。
*食品の価格調べの表を貼る。
*さらに気付いたことを発表させる。
・たいていの商品が大きい。 ・ほとんど日本の品物の方が高い。
・魚は日本の方がやすくて良い。 ・他の生鮮食品はどうしているのだろう。
*「以上の資料から、どんな生活が想像されますか。推理しましょう。」
・野菜をあんまり食べない。 ・食べる量が多い。
・大量に買い込んでいく。家で保存する ・○○のような料理をつくる。
・車をよく利用する。
*「日本と似ているのはどんな点ですか、違うのはどんな点ですか。」
・最近我が家も車で郊外の安い店まで行くようになった。 ・商品がもっと小さい。そんなにたくさん買わない。
*この後、子供が関心をもった人々の生活(特に食生活)についてグループ・個人で調べていく。