財団法人日本臨床心理士資格認定協会 第1種認定校

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修士論文master's thesis

修士論文作成のスケジュール

本コースでは以下のようなスケジュールで修士論文の作成を行います。(以下は、平成29年度入学者用)

学年 スケジュール
M1 4 各教員との面談
5 指導教員の希望提出・指導教員の決定
6 M2修士論文研究計画発表・審査会への出席
7 指導教員変更申請期間
8  
9  
10
11 M1修士論文構想発表・審査会での発表
12  
1  
2 M2公開修士論文発表会への出席(2月中旬)
3  
M2 4  
5  
6 M2修士論文中間発表・審査会での発表
7  
8  
9  
10 論文題目届け提出〆切 
11
12 修士論文コース内提出 
1 修士論文提出
2 修士論文審査会・公開修士論文発表会
3  

修士1年次の修士論文構想発表・審査会に関して

【予定される日時】
 修士1年次の修士論文構想発表・審査会は、毎年11月第2週か第3週に1日かけて行われています。

【概要】
 修士2年次で完成される修士論文の構想段階での教員からの公的なアドバイス・審査の場となっています。

【進行】

 進行などは、1年次生が役割分担して実施します。OHP、液晶プロジェクタの使用が予定されるときは
あらかじめ用意します。

資料形式
 目的、方法、データ収集計画、結果の分析の見通しについて、所定の書式にて作成します。

審査対象】
 その研究の目的、先行研究との整合性、研究方法の適切さ(目的との整合性、分析方法の適切さ)などや、
発表中の各人の態度などが、修士論文構想発表・審査会における審査の対象とされます。

修士2年次の修士論文研究発表・審査会に関して(2015年度から)

 修士2年次の修士論文作成のための発表・審査会としては、以下の3つがあります。
    @「中間発表・審査会」(6月第1週か第2週)
    
A「修士論文審査会」(修士論文提出後2月初旬)
    B「公開修士論文発表会」
(修士論文審査会以降)

 「中間発表・審査会」では、修士論文の中間報告(問題と目的、実験結果、調査結果などの途中経過)を発表し、修士論文作成が可能か、最終審査が行われます。
 1月に修士論文を提出した後、2月初旬に実施される「修士論文審査会」にて審査を受け、その後「修士論文公開発表会」が行われます。
 各発表会発表会における、【概要】、【進行】、【資料形式】、【審査対象】については、「修士1年次の修士論文構想発表・審査会について」に記した内容と同様です。


修士2年次の生活
 修士2年次においては、いよいよ修士論文完成に向けて、全力投球する毎日となります。修士1年次の後半から研究準備を行ってきたことを、本格的に進めていきます。学校現場に介入する学生は、4月から夏休み明け、秋頃まで実際に学校に何度も足を運び、データを収集します。実験や調査を行う学生は、予備実験、予備調査を重ね、ゼミで検討を重ね、本実験、本調査へと進めていきます。修士論文作成のみならず、本コースの学生は病院実習も行うため、他コースよりも2倍忙しい日々です。
 研究計画発表・審査会においては、予備実験、予備調査の結果を踏まえて、本実験、本調査の計画を発表し、先生方や他の学生からのアドバイスや意見をきくことになります。学校現場への介入を行う学生は、介入方法の妥当性や、学校現場に介入する際の留意点などを助言され、再度、よりよい計画に修正し、本格的な研究をおこないます。


中間発表・審査会まで
 研究計画発表・審査会後、介入、実験、調査などを行い、データ収集、データ分析を行う日々となります。授業、ゼミなどに出席しながら、介入する学校現場にいき、また大学に戻り、介入結果を報告し、今後どのように展開するか検討するなどの忙しい毎日となります。何百というデータを入力したり、国内の雑誌論文のみならず、海外の雑誌論文も含めて、100編を越える論文を読んだり、パソコンの前で長時間、データ分析を毎日毎日行ったり、分析の方法について本を読んで勉強したりという日々が続きます。
 そして、中間発表・審査会においては、実験結果、調査結果、介入の効果などについて発表を行います。データ分析方法について、結果のまとめ方について、さらなる研究の進め方などについて、熱心な討議が重ねられます。この発表会は、今後、修士論文を作成できるか、否かの最終審査も兼ねているため、ときには厳しい意見、厳しい指導が行われます。


修士論文審査会、公開修士論文発表会まで

 中間発表・審査会後は、データの分析をさらに行い、考察を深め、修士論文の執筆にとりかかることになります。大学の相談室での臨床活動も平行して行っているので、本当に毎日毎日大変な日々が続きます。忙しいけれども充実した毎日です。修士論文の原稿を少しずつ仕上げ、指導教員に修正をしてもらい、少しずつ完成させていきます。年末年始も修士論文の執筆を行い、1月10日前後に修士論文提出となります。
 その後、2月初旬の修士論文審査会にて、完成した修士論文について質疑応答による審査が行われます。研究の意義、臨床的意義など、研究の本質にかかわる点などについても指摘を受け、さらなる研究の発展についてアドバイスを受けます。審査会の結果を経て、修士論文の合否が決定されます。合格となれば、「公開修士論文発表会」にて研究成果の発表を行い、晴れて3月に修了となります。

平成29年度の修士論文タイトル(抜粋)

シャイネスによる不適応の予防を目指した心理教育の効果
幼児の行動特性別にみた母親の育児困難感―育児自己効力感とソーシャルサポートに着目して―
パフォーマンス不安がパフォーマンスを促進する要因―ワーキングメモリ容量と能動的注意制御による調整効果の検討―
発達障害のある子どもの母親への親訓練プログラムがレジリエンス育成に及ぼす効果
青年期におけるソーシャル・サポートが抑うつに与える影響―心理的自立を個人内の特性として―
不適応なメタ認知がDampening及び反すうに及ぼす影響
対人場面における心理的耐性の検討―身体感覚の自覚に着目して―
イニシャルケースにおける訓練セラピストの内的体験過程に関する検討
新任教師のリアリティ・ショックに関連する要因の検討
日本人におけるセルフ・コンパッションと希望との関連
自閉スペクトラム傾向が大学生のメンタルヘルスに及ぼす要因の検討
中学生のスマートフォン使用のセルフコントロールにおけるセルフマネジメント訓練
セルフ・スキーマが敵意帰属バイアスを介して攻撃行動に及ぼす影響―小学校高学年を対象として―
ソーシャルゲームへの依存傾向と承認欲求との関連についての検討
レジリエンスの向上に関する自己の成熟度と経験におけるふり返りの関連
小中高生におけるいじめの個人的生起メカニズムの検討
行動コンサルテーションによるサブコンサルタントとコンサルティの支援行動の形成
自己注目が自己価値の随伴性を介して心理的成長に与える影響―随伴領域ごとの媒介効果の検討―
高次脳機能障害のある児童生徒に対する復学後の支援の検討―当事者・家族の語りの分析から心理的な支援に焦点を当てて―
過剰適応傾向を有する中学生の知覚された受容がソーシャルサポートの肯定的効果に及ぼす影響
大学生の友人関係が援助要請の利益・コストの予期及び援助要請行動に与える影響
悲観的態度と柔軟な対処行動の関連
青年期における間接的な思いやり行動の関連要因の検討―動機に着目して―

修了生(臨床心理士資格取得者)からのメッセージ


 平成26年度修了生 大村 彩乃 (静岡県浜松市 浜松医科大学 心理研修生)

 本コースでは,臨床心理士に必要となる実践的な知識や技能を身につけるため,講義は勿論,学内・学外での実習も非常に充実しています。研究においても,教育をはじめ,様々な分野でご活躍されている先生方から,近い距離で丁寧なご指導をいただきました。仲間と切磋琢磨しながらの学び,先輩方からの助言,先生方からの熱心なご指導をいただいた修士課程2年間を支えに臨床心理士資格試験に望み,無事合格することができました。

本コースの修了生の進路先


 本コースの修了生のほとんどが臨床心理士資格を取得し、各界で活躍しています。また、臨床心理学の研究者を目指す方のためには博士課程への道も開かれており、ここ最近進学する人も増えています。

【主な進路先の一例】
  教育:新潟市南区教育相談室、スクールカウンセラー(新潟、富山、群馬など)など
  医療:高田西城病院、金沢大学付属病院
  福祉:(社福)嵐山学園、上越市児童相談所など
  進学:兵庫教育大学大学院など
  公務員心理職:大阪府警察臨床心理職など
  公務員福祉職:群馬県庁健康福祉局など