上越教育大学 教職大学院(専門職学位課程)
教科教育・教科複合実践研究コース
人文・社会領域 社会分野
 社会科教育学研究室

Joetsu University of Education, Division of Social Studies
ようこそ! 志村研究室(社会科・地理教育学)
Takashi SHIMURA: Geography Education
English version

左:ロンドン大学IoE図書館前の庭(2004年2月志村撮影)   右:私の研究室から望む晩秋のキャンパス・頸城野(2006年11月志村撮影)

社会科教育・地理教育を担当している志村喬のホームページです。


What’s New 2024年4月9日更新しました。


【大学院】受験を考えている方へ
2022(令和4)年4月から上越教育大学大学院の教科教育は教職大学院へ全面的に移行しました。
これに伴い志村ほか社会科教育学研究室教員(茨木智志・中平一義・志村喬)や社会系教科内容専門(地理学・歴史学・公民系諸科学)教員が所属・指導する組織名称は次のように変わっています。

旧(2021年度まで):修士課程 学校教育専攻 学校教育深化コース(文理深化・社会)
(2022年度から):専門職学位課程(教職大学院) 教科教育・教科複合実践研究コース 人文・社会領域 社会分野

ただし,.教員構成は基本変わりませんので,教職大学院ならではの汎用的・実践的学修に加え,「社会科」授業を支える社会科教育学(地理・歴史・公民教育学)や社会系教科内容学(地理・歴史・公民系諸学)に関しても幅広く専門的に学ぶことがでます(次に動画説明があります)

大学全体組織,社会分野の教員などの詳細は大学院入試情報案内HP社会分野の大学院案内HPをご覧下さい。
*webページによっては暫く旧組織名が使われています。
*上越教育大学は博士課程の連合大学院「兵庫教育大学連合大学院」の構成大学で,上越で博士課程へ進学することができます。詳しくは左の「博士課程(兵庫教育大学大学院連合)」からのリンクを見て下さい)

【社会科教育学研究室】のHPを開設しています
社会科教育の全ての領域(地理教育・歴史教育・公民教育)を学び・研究することのできる上越教育大学大学院【社会科教育学研究室】の活動を発信しています。是非,ご覧下さい。

地理・社会科の【オンライン授業】【地理総合の授業づくり】を支援するwebページの紹介!
コロナウイルスによりオンライン授業(遠隔授業)の教材作成等で悩んでいる地理・社会科教員が全国に大勢います。
そのような教師らが集まった教材共有・共同開発の動きや,それを支援する学会等のwebページができていますので紹介します。
役立つことがあれば幸です。

【地理総合】を担当する「地理が苦手な教師」に向けた,研修会【地理総合オンラインセミナー】が毎月開催されています(無料)。
詳しくは地理教育フォーラムにあります。過去のセミナーも動画公開されています。

日本地理学会の地理教育専門委員会HP

NHKの高校地理講座サイト,地理オリンピックの過去の公開問題や地理関係の各種検定問題,国土地院の地理教育支援サイトなどを紹介しています。

地理教育フォーラムのサイト
地理学・地理教育にかかわる諸学会・団体・業界等の連合体が,地理教育支援・活性化のために立ち上げたサイトです。
学会・業界提供の幅広い支援情報等が掲載されています。



【近年の実践者向け主要記事】(過去を含む全ての記事は左の「業績」からリンク)
2023年4月:2022年以降の高校教育課程における「地理総合」「地理探究設置の実態:新潟県・千葉県・兵庫県の公立学校並びに全国私立・国立大学附属学校のカリキュラム調査結果報告E-journal GEO,18(1),pp.71-81志村 喬, 小橋 拓司, 石毛 一郎, 後藤 泰彦, 泉 貴久, 中村 光貴, 松本 穂高, 秋本 弘章
2023年2月:国際展開した思考力育成教授手法・教材「ミステリー(Mystery)」のイギリス教員養成課程における開発と特質-地理・社会科教育での思考力育成,教材開発,学習評価-.上越教育大学教職大学院紀要,10,pp.217-228
2022年01月
持続可能な地域・国土の形成を目指す-徹底解説:注目したい地理教育キーワード「持続可能な社会づくり」-.社会科教育,2022年1月号(通巻753),pp. 24-25.



【今後の学会発表等】
2024年3月20日(水・祝:午前)に公開シンポジウム「国際地理教育界におけるカリキュラムとペダゴジーをめぐる研究動向の展望ー「ジオ・ケイパビリティズ」プロジェクトを基軸にー」が開催され,志村も次の連名発表を行います.終了しました。多くのご参加ありがとうございました。
志村 喬*(上越教育大)・山本隆太(静岡大):開発研究期の「地理総合」授業を学習者はどのように振り返っているか―神戸大学附属中等教育学校卒業生へのインタビュー調査から
青山学院大学(東京・渋谷区)で開催される日本地理学会春季学術大会でですが,公開ですので事前申し込み不要で無料です。
詳しくは学会大会HPをご覧ください。

【近年の主要著作】
2024年4月:『社会科教育辞典 第3版』(日本社会科教育学会編,ぎょうせい,ISBN: 9784324113431),分担執筆:地球環境問題と社会科連合王国(イギリス)の動向

   2023年10月:志村喬編著『社会科・地理教育実践学の探求-教職大学院で教科教育を学ぶ-風間書房(A5版,274p.3000円+税,ISBN978-4-7599-2481-7

国際的な教員養成理論であるセルフスタディ論を礎に,編著者が指導した実践的学修成果を,教職大学院での教科教育学修テキストとして構成・編集。
執筆章:
序章「教職大学院で社会科・地理教育学を学ぶ-本書の目的と構成-
終章「教科教育実践学と教員養成-よりよい教科授業を目指す実践的研究者としての教師-」
  2023年8月:井田仁康編著『世界の今がわかる「地理」の」本』三笠書房(A5版380p.2100円+税)
ニュースやネットにでてくる世界の重要問題の原因・背景を,地理から読み解いた本です。学校での地理の学習教材だけでなく,グローバル世界で生きる社会人に役立つ情報が満載です。志村は,アジア概観,中央アジア・西アジア,イギリス,アイスランドを分担執筆しました。例えば次のような国々です。
アフガニスタン・イスラム共和国:戦争や紛争が絶えないのはなぜか?
サウジアラビア王国:なぜ「イスラム・アラブ世界の盟主」なのか?
アラブ首長国連邦(UAR):石油のアブダビ,金融のドバイ
トルコ共和国:イスラム圏,欧米,ロシアの仲介役


2023.06:創造的な授業は「不確実性」からうまれるのではないだろうか-自身の教師生活を振り返った主観的解釈-.日英教育研究会ニューズレター,8(1)〔通算17号〕,pp.17-19

2023年4月:2022年以降の高校教育課程における「地理総合」「地理探究設置の実態:新潟県・千葉県・兵庫県の公立学校並びに全国私立・国立大学附属学校のカリキュラム調査結果報告E-journal GEO,18(1),pp.71-81志村 喬, 小橋 拓司, 石毛 一郎, 後藤 泰彦, 泉 貴久, 中村 光貴, 松本 穂高, 秋本 弘章

2023年2月:国際展開した思考力育成教授手法・教材「ミステリー(Mystery)」のイギリス教員養成課程における開発と特質-地理・社会科教育での思考力育成,教材開発,学習評価-.上越教育大学教職大学院紀要,10,pp.217-228.

2022年10月:イギリス教育省制定イングランド「教師スタンダード」に関する覚書.上越社会研究,37,pp.65-70.

2022年3月:パワフル・ナレッジ(powerful knowledge)論の教科教育界における受容・適用-社会系教科教育を中心事例にした書誌学的アプローチ-.上越教育大学研究紀要,41(2),pp379-392.

2021年12月:日本におけるイギリスの社会系教育研究-イングランドの地理教育を中心に-日英教育学会ニューズレター,58, p.15

2021年03月:ウォールシュ ニコラ著,志村喬訳:未来のための地理教育-教員養成への課題と好機-.上越社会研究,36,pp.87-92.

   中学校・高校の先生を目指す人へ,社会科教育の理論と実践について解説したテキストブックを2021年3月に上越教育大学社会科教育学研究室の教員と大学院修了生等で執筆し刊行しました。
中平一義・茨木智志・志村喬編著『中等社会系教科教育研究』風間書房,2021年3月(A5版177p.1800円+税)
*目次など内容の詳細は書店HPからご覧下さい。
志村は,第6章「(中学校)地理的分野の学」,第9章「(高校)地理の学習」を,全国で活躍する先生やゼミ生と執筆しました。
2019年に刊行した 中平一義・茨木智志・志村喬編著『初等社会科教育研究』同様に,学校現場での実践的研究をもとに,中学校・高校での授業づくりの理論・学習指導要領の読み解き方・指導案の作成・実践の実際を具体的に解説しています
  A.センらのケイパビリティ論を基盤にし,M..ヤングのパワフル・ナレッジ論とも結びついた地理・社会科教育の国際研究プロジェクト「ジオ・ケイパビリティズ・プロジェクト」の日本での成果をまとめました。ロンドン大学IoE名誉教授Dr.D.ランバートの序文に続き,IoE歴史教育担当のDr.A.キットソンを含む12名の論考からなり,教科教育における今後の知識・カリキュラム・教員養成を展望しています。
志村喬編著(2021.3)『社会科教育へのケイパビリティ・アプローチ-知識,カリキュラム,教員養成-』風間書房
志村分担執筆:「序章 国際共同研究プロジェクト「ジオ・ケイパビリティズ」の展開と日本
次の書架・書評で取り上げられました。
金田啓珠:『地理』66巻6号
安藤 清:『新地理』69巻2号
阪上弘彬:『地理学評論』94巻6号
   社会科(地理歴史科・公民科)と理科双方を視野に,持続可能な社会づくりを目指すESD・SDGs教育カリキュラムを,理論・実践・海外現地調査をもとに論じた書籍です。

井田仁康編(2021.2):『持続可能な社会に向けての教育カリキュラム-地理歴史科・公民科・社会科・理科・融合-古今書院
志村分担執筆:社会と自然をつなぐ「環境地理」教育の創生とESDへの展開-イギリス地理教育と持続性のための環境教育-pp.24-40
地理と生物とフィールドワークを基礎にしてきたイギリスの環境地理教育・ESDへ展開を解説しています。
   高校必履修科目「地理総合」の授業づくりを,実践者向けに具体的に解説した書籍です。

井田仁康編著(2021.2):『高校社会「地理総合」の授業を創る』明治図書
志村分担執筆系統地理学習・地誌学習と主題的な学習-主題的アプローチからの授業づくり-pp.28-33
「地理総合」の授業づくりで必要な主題的アプローチについて,中学校社会科地理的分野や高校「地理探究」科目と関連付けながら平易に解説しています。

2020年8月:パワフル・ナレッジ(powerful Knowledge)論の生成と展開に関する教科教育学的覚書-地理教育からの書誌学的アプローチ-.上越教育大学研究紀要,40(1),pp.217-225

   国際地理学連合地理教育委員会の機関誌で,世界の地理教育研究を代表する国際査読誌(IRGEE)に論文が掲載されました。国際プロジェクトと連携しながら進めてきた日本の地理ケイパビリティ研究成果を,国内共同研究者4名で発信しています。
2020年06月:Development of the GeoCapabilities project in Japan: furthering international debate on the GeoCapabilities approach. International Research in Geographical and Environmental Education, 29(3),pp.244-259 (Published onnline 11 Jun 2020). Kim Hyunjin, R. Yamamoto, N. Ito, T. Shimura . DOI;https://doi.org/10.1080/10382046.2020.1749768
   アイルランドの研究者との共同で取り組んだ,日本とアイルランドの中高生の世界認識に関する調査結果が国際誌に掲載されました。高等学校段階で地理を履修することで世界認識のバイアスが減じることを学校臨床データで示しています。
2019年12月:Worldview–An Investigation of Japanese and Irish Children’s Geographical Knowledge and Understanding. Review of International Geographical Education Online, 9(3), pp.493-522.(Shelagh WADDINGTON & Takashi SHIMURA)
   英国で2010年代に急速に進んだ教員養成制度改革(大学ベースから学校ベースの教員養成への変革)が引き起こした諸問題について,ノッテインガム大学の地理教育研究者と連名で報告しました。

2019年12月:イギリスにおける教員養成改革の教科教員養成への影響-地理教員養成の事例-E-journal GEO,14(2),pp.404-412(連名:ビダフ メリー・志村 喬)

地理科・歴史科といった分化型教科で社会科教育を行っているイギリスで1970-80年代にあった社会科創設運動の実態について解明しました。
2019年04月:イギリスにおける統合型教科「社会科」創設運動の盛衰-1970年代から1980年代を対象に-日英教育誌,4,pp.40-59

   小学校の先生を目指す人へ,社会科教育の理論と実践について解説したテキストブックを2019年3月に,上越教育大学社会科教育学研究室の教員と大学院修了生等で執筆し刊行しました。
中平一義・茨木智志・志村喬編著『初等社会科教育研究』風間書房,2019年3月(A5版184p.1800円+税)
*目次など内容の詳細は書店HPからご覧下さい。
志村は,第5章「社会科の学習過程」,第6章「社会科の学習活動」,第7章「社会科授業の実践に向けて」,第8章「第3学年の学習」,第9章「第4学年の学習(1)」,第11章「第5学年の学習」を,ゼミ生らとともに執筆しました。
ゼミ生の修士論文や小学校現場での実践的研究をもとに,社会科授業づくりの理論・学習指導要領の読み解き方・指導案の作成・実践の実際を具体的に解説しています
  高校の新科目「地理総合」の解説書籍(分担執筆)が2018年7月刊行されました。
2018年7月:碓井照子編『「地理総合」ではじまる地理教育:持続可能な社会づくりをめざして』古今書院(分担執筆)
2022年から高校で必履修となる新科目「地理総合」について,その内容と授業のあり方,科目新設の経緯,教員養成との関係,教員研修と教材開発等について,教科教育学者と地理学者が協働し作成した書です。
志村は第1章第7節「地理総合」と社会科教育」( pp.57-67)を分担執筆し,社会科教育におけるカリキュラム史,小中高カリキュラムの一貫性,教科教育目標・方法の観点から,「地理総合」実践に望まれることを解説しています。
   哲学者カントが,何故晩年まで自然地理学を講義していたのか?を教育哲学的に考究し,地理教育の道徳・市民教育的価値を解明した注目すべき書籍を教育学的に評しました。

書評「広瀬悠三著『カントの世界市民的地理教育-人間形成論的意義の解明-ミネルヴァ書房,2017」地理学評論,91(3)(2018年5月刊),pp.273-274.
   『科学』(岩波書店)特集号「これからの地理教育:持続可能な社会づくりのための教科へ」が2018年2月号が刊行されました。
ESD・SDGsに貢献する地理学・地理教育の特集号です。次の単著論文も掲載されています。

学校教育で「持続可能な社会づくり」を実現する教員養成のあり方-地理教員養成・研修をめぐる国際動向-.科学, 88(2),pp 166-170.
   メリカ地理学会の支援を受け2016年に上越教育大学で開催した国際プロジェクト「地理ケイパビリティ」ワークショップの成果を月刊誌『地理』で「世界の地理教師たちとつくる新しい地理教材」として連載しました(2017年6月~12月号:全7回)。
次の3回を執筆しています。
 2017年6月:イギリス発「地理的見方・考え方」に気づく1枚の図-世界の地理教師たちとつくる新しい地理教材 第1回-地理,62(6),pp. 96-101(志村喬・山本隆太・広瀬悠三・金玹辰)
 2017年11月:NIMBY施設の立地を地理的見方・考え方で検証する-世界の地理教師たちとつくる新しい地理教材 第6回-.地理, 62(11),pp. 92-97(柴田祥彦・麻生慶彦・広瀬悠三・志村喬)
 2017年12月:「事象を地図的に見出す力」に気づかせる地図のない図表-世界の地理教師たちとつくる新しい地理教材 第7回(最終回)地理, 62(12),pp. 92-97(志村喬・山本隆太・広瀬悠三・金玹辰)



「近年の」ゼミ生は次のような修士論文・学修成果報告・卒業論文で学位を取得し,修了・卒業しています(過去の全ての題目は「研究室概要」を見て下さい)。
修士論文題目

2020年度:小学校社会科第3学年「身近な地域」の学習の在り方-フィールドワークを中核として-
2021年度:地域副読本を活用した小学校第4学年社会科「防災教育単元」の開発構想-学習指導要領教科用図書における防災教育の取り扱い分析をもと-
2021年度:小学校社会科第5学年における水産業学習の実践的研究
学修成果報告書テーマ
2023年度:社会科・生活科授業における児童の学習内容分析・授業提案Ⅰ:表現活動を中心に
2023年度:社会科・生活科授業における児童の学習内容分析・授業提案Ⅱ:児童の読解を中心に

卒業論文題目
2020年度:石川県における公立小学校統廃合に関する地理的考察
2020年度:越後平野における水倉分布の変化と教材化
2021年度:岐阜県飛騨地方における地理的表示に関する制度の活用の現状と課題
2022年度:新潟県の酪農業と乳業の変遷からみた地元乳業会社の特質
2022年度:世界農業遺産「能登の里海里山」の活用の現状と展望
2023年度:富山県高岡市における重要伝統的建造物群保存地区の課題と現状
2023年度:富山県立山町におけるクラフトフェアの実態と地域との関係


その他の近年の学術誌発表論文・著書(過去を含む全ての記事は左の「業績」からリンク)

  2018年03月:『社会科教科内容構成学の探求』松田愼也監修,風間書房

 教科教育における地理学・歴史学・公民系諸科学(経済学・宗教学・法律学)の専門的内容はどうあるべきかを本学修士課程社会系教育実践コース全教員で共同研究した成果です。下記の分担部分では,社会科教育における教科専門内容・教科知識の在り方について,イギリスにおける知識論・教員養成論や北欧での教員養成比較研究など,現在進行中の国際的議論に位置づけて論究しました。

イギリス教育界における「知識への転回」と教員養成-地理教育を中心に-」pp.212-234
   2017年12月:社会科教育における「実践力」の捉え方.上越教育大学編『「実践力」を育てる-上越教育大学からの提言2-』上越教育大学出版会,pp.35-52(志村喬・茨木智志・中平一義の共著)

 社会科教育学研究室で,社会科教育において育成すべき「実践力」について理論的に解明するとともに,その具体を授業に即して解説しました(大学出版書での所収)。
 本稿は2017年03月に発表した社会科教育における「思考力」の捉え方-国立教育政策研究所研究報告書「21世紀型能力」を緒に-.上越教育大学研究紀要,36(2),pp.489-503(志村喬・茨木智志・中平一義)と対をなしており,資質・能力育成が求められるこれからの社会科授業における「思考力」と「実践力」の内容を学術的成果に基づきながら理論的・実践的に解説しています。
  

2017年.09月:PCK(Pedagogical Content Knowledge)論の教科教育学的考察-社会科・地理教育の視座から-。上越教育大学研究紀要,37(1),pp.139-148.

  2017年02月:イギリスの初等地理教育研究会であるチャニーマナー初等地理研究集会の20周年記念出版書籍 Reflection on Primary Geography; the 20th Carney Primary Geography Conference 2017. Simon Catling ed. (the Register of Research in Primary Geography)に,日本の地理教育研究とチャーニ-マナー集会との関係を論じた次の論文が掲載されました。

The Charney Manor Conferences in Japanese geography education research,pp.17-19(Takashi Shimura)
   2017年03月:『教科教育におけるESDの実践と課題-地理・歴史・公民・社会科-』井田仁康編, 古今書院で,次を分担しました。

第1章:教科教育としてのESD授業開発の手法,pp.10-25,

第14章:訳・要約:クレア・ブルックス著「「今現在」のイギリスにおいて地理を教える-イングランドの地理教育とESD-」pp.245-247


国立教育政策研究所「21世紀型能力」を参照しながら社会科教育における思考力を,社会科教育研究室で考究し論文にまとめました。
2017年03月:社会科教育における「思考力」の捉え方-国立教育政策研究所研究報告書「21世紀型能力」を緒に-.上越教育大学研究紀要,36(2),pp.489-503(志村喬・茨木智志・中平一義の共著)

国際的地理教育研究誌RIGEO (Review of International Geographical Education Online) に,日本の初等地理教育を社会科カリキュラムと教師の教科専門性から考察した論文が掲載されました(オープンアクセス査読誌です)

Takashi SHIMURA(2015)
Primary Geography Education in Japan: Curriculum as Social Studies, Practices and teachers' Expertise
Review of International Geographical Education Online,5(2),pp.151-165
2015年10月UP
2015年1月 日本の地理教育を国際発信する初めての英文書籍を編集・刊行しました。
電子版は下記シュプリンガー社HPにUPされています
Geography Education in JapanEds. Y.Ida, M.Yuda, T.Shimura, S.Ike, K,Ohnishi and H.Oshima. Springer Japan,ⅹⅹ+243p
 編集とともに,次の二つの章を分担執筆しました。
  
第1章:Outline of Geography Education in Japan:by Yoshiyasu Ida,Takashi Shimura,pp.3-17.
 第20章:The Great East Japan Disaster and Geography Education: School Damage, Associations’ Support Project, and Trends in Geography Teaching Practicesby Takashi Shimura, Kotaro Yamagata,pp.221-233.



世界の高校生の地理学力競技会
「国際地理オリンピック(科学オリンピック地理日本選手権)」
2022年度大会参加受付(参加費無料)が始まりました。2021年度大会では日本から「2名の金メダリスト」がでました。今回も多くの皆さんのエントリーを待っています。】
日本代表になると,
パリ(フランス)およびその周辺で2022年8月上旬に開催される
世界大会へ派遣されます。
締め切りは11月15日(月)
世界大会を目指して是非チャレンジして下さい

受付終了しました。参加の皆さんの健闘を願っています!


1次選抜試験:2021年12月11(土):オンライン試験(学校によっては学校での受験も可:先生と相談してください)
2次選抜試験:2022年2月20日(日):
東京・大阪など全国9カ所程度の会場を予定(オンライン試験の可能性あり)
3次選抜試験:2022年3月12(土)・13日(日):近畿地方で実施予定(オンライン試験の可能性あり)
参加費無料
詳細・申し込みなど詳細は
「地理オリンピック公式HP」からどうぞ(過去問もあります)。
科学オリンピックとの一つとして教育界・大学等で認知が広がり,日本代表選手は文部科学大臣を表敬訪問等しています。ポスター部門発表で世界1位になった2017年度セルビア・ベオグラード大会選手へのインタビュー動画などが公式HPにあります。


志村研究室の概要(研究・関心領域,過去の修士論文・学修成果報告書・卒業論文題目)
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教育・研究業績
上越教育大学のある場所は?
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