公認心理師カリキュラム対応・財団法人日本臨床心理士資格認定協会 第1種認定校

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修士論文master's thesis

修士論文作成のスケジュール

本コースでは以下のようなスケジュールで修士論文の作成を行います。(以下は、令和4年度入学者用)

学年 スケジュール
M1 4 各教員との面談
5 指導教員の希望提出・指導教員の決定
6 M2修士論文研究計画発表・審査会への出席
7 指導教員変更申請期間
8  
9  
10
11 M1修士論文構想発表会での発表
12  
1  
2 M2公開修士論文発表会への出席(2月中旬)
3  
M2 4  M2修士論文中間発表・審査会での発表
5  
6
7  
8  
9
10 論文題目届け提出〆切 
11
12 修士論文コース内提出 
1 修士論文提出
2 修士論文審査会・公開修士論文発表会
3  

修士1年次の修士論文構想発表会に関して

【予定される日時】
 修士1年次の修士論文構想発表・審査会は、毎年11月第2週か第3週に1日かけて行われています。

【概要】
 修士2年次で完成される修士論文の構想段階での教員からの公的なアドバイスの場となっています。

【進行】

 進行などは、1年次生が役割分担して実施します。

資料形式
 目的、方法、データ収集計画、結果の分析の見通しについて、所定の書式にて作成します。

修士2年次の修士論文研究発表・審査会に関して

 修士2年次の修士論文作成のための発表・審査会としては、以下の3つがあります。
    @「中間発表・審査会」(4月第4週)
    
A「修士論文審査会」(修士論文提出後2月初旬)
    B「公開修士論文発表会」
(修士論文審査会以降)

 「中間発表・審査会」では、修士論文の中間報告(問題と目的、実験結果、調査結果などの途中経過)を発表し、修士論文作成が可能か、最終審査が行われます。
 1月に修士論文を提出した後、2月初旬に実施される「修士論文審査会」にて審査を受け、その後「修士論文公開発表会」が行われます。

修士2年次の生活
 修士2年次においては、いよいよ修士論文完成に向けて、全力投球する毎日となります。修士1年次の後半から研究準備を行ってきたことを、本格的に進めていきます。学校現場に介入する学生は、4月から夏休み明け、秋頃まで実際に学校に何度も足を運び、データを収集します。実験や調査を行う学生は、予備実験、予備調査を重ね、ゼミで検討を重ね、本実験、本調査へと進めていきます。修士論文作成のみならず、本コースの学生は病院実習も行うため、他コースよりも2倍忙しい日々です。
 研究計画発表・審査会においては、予備実験、予備調査の結果を踏まえて、本実験、本調査の計画を発表し、先生方や他の学生からのアドバイスや意見をきくことになります。学校現場への介入を行う学生は、介入方法の妥当性や、学校現場に介入する際の留意点などを助言され、再度、よりよい計画に修正し、本格的な研究をおこないます。


中間発表・審査会まで
 研究計画発表・審査会後、介入、実験、調査などを行い、データ収集、データ分析を行う日々となります。授業、ゼミなどに出席しながら、介入する学校現場にいき、また大学に戻り、介入結果を報告し、今後どのように展開するか検討するなどの忙しい毎日となります。何百というデータを入力したり、国内の雑誌論文のみならず、海外の雑誌論文も含めて、100編を越える論文を読んだり、パソコンの前で長時間、データ分析を毎日毎日行ったり、分析の方法について本を読んで勉強したりという日々が続きます。
 そして、中間発表・審査会においては、実験結果、調査結果、介入の効果などについて発表を行います。データ分析方法について、結果のまとめ方について、さらなる研究の進め方などについて、熱心な討議が重ねられます。この発表会は、今後、修士論文を作成できるか、否かの最終審査も兼ねているため、ときには厳しい意見、厳しい指導が行われます。


修士論文審査会、公開修士論文発表会まで

 中間発表・審査会後は、データの分析をさらに行い、考察を深め、修士論文の執筆にとりかかることになります。大学の相談室での臨床活動も平行して行っているので、本当に毎日毎日大変な日々が続きます。忙しいけれども充実した毎日です。修士論文の原稿を少しずつ仕上げ、指導教員に修正をしてもらい、少しずつ完成させていきます。年末年始も修士論文の執筆を行い、1月10日前後に修士論文提出となります。
 その後、2月初旬の修士論文審査会にて、完成した修士論文について質疑応答による審査が行われます。研究の意義、臨床的意義など、研究の本質にかかわる点などについても指摘を受け、さらなる研究の発展についてアドバイスを受けます。審査会の結果を経て、修士論文の合否が決定されます。合格となれば、「公開修士論文発表会」にて研究成果の発表を行い、晴れて3月に修了となります。

令和3年度の修士論文タイトル

・知的障害者施設の職員に対する職員間連携シートを使用したコンサルテーションの効果
・学業に対するリアリティショックに伴う大学生の学業意欲低下への対処方略――COVID-19流行下での調査――
・大学生の先延ばし行動およびその能動性と精神的健康との関連
・スクールカウンセラーに対する高校教師のニーズについての探索的研究
・高校生における認知的方略の違いによるテスト対処方略の違いによるテスト対処方略と学業成績の関連
・社交不安が強い子どもに対する対人交流を促進させるための認知行動療法の効果
・援助要請行動がレジリエンスに与える影響――経験サンプリング法を用いた調査研究――
・注意トレーニングとディタッチト・マインドフルネス技法を用いた介入が他者評価懸念が高い学生の対人コミュニケーションの促進に及ぼす影響
・未就学児をもつ母親の育児感情が被援助志向性に与える影響
・中学生時における居場所欠乏感の変容プロセスの検討―「居場所がある」状態への移行に着目して―
・自己愛傾向と主観的幸福感及び怒り特性がTwitter上の誹謗中傷に与える影響
・アタッチメント・ネットワークとひきこもり親和性との関連――混合研究法による検討――
・通常学級担任教師と特別支援教育担当教師の連携促進を目指したPBISの適用―第1層支援と第2層支援の効果の検討―
・外国にルーツを持つ家族のストレスと家族レジリエンス
・高校生における援助要請の実態と悩みおよび抑うつとの関連
・児童養護施設入所児童に対するSSTの効果の検討―児童の攻撃的行動と職員の児童への対応によるストレス変容に着目して―

修了生(臨床心理士資格取得者)からのメッセージ


 平成26年度修了生 大村 彩乃 (静岡県浜松市 浜松医科大学 心理研修生)

 本コースでは,臨床心理士に必要となる実践的な知識や技能を身につけるため,講義は勿論,学内・学外での実習も非常に充実しています。研究においても,教育をはじめ,様々な分野でご活躍されている先生方から,近い距離で丁寧なご指導をいただきました。仲間と切磋琢磨しながらの学び,先輩方からの助言,先生方からの熱心なご指導をいただいた修士課程2年間を支えに臨床心理士資格試験に望み,無事合格することができました。

本コースの修了生の進路先


 本コースの修了生のほとんどが臨床心理士資格を取得し、各界で活躍しています。また、臨床心理学の研究者を目指す方のためには博士課程への道も開かれており、ここ最近進学する人も増えています。

【主な進路先の一例】
  教育:新潟市南区教育相談室、スクールカウンセラー(新潟、富山、群馬など)など
  医療:高田西城病院、金沢大学付属病院
  福祉:(社福)嵐山学園、上越市児童相談所など
  進学:兵庫教育大学大学院など
  公務員心理職:大阪府警察臨床心理職など
  公務員福祉職:群馬県庁健康福祉局など