1.入学時における「人間教育学セミナー」

プログラム改善課題

<課題>

 1年次学生を対象とした「人間教育学セミナー(教職の意義)」において,初年次教育の充実を図るために今後,次のような課題が挙げられる。

共通プログラムを更新する際,運営委員会による組織的運営の中で,指導体制や評価,
 プログラム内容に対する前年度の成果と課題の共通理解を得ながら改善する。
初日の全体ガイダンスの中で,教職キャリアファイルのテキストを用いて,教職キャリア
 教育の概要や体系,アドミッション・ポリシーに基づく養成したい教師像,「上越教育大学
 スタンダード」や科目「人間教育学セミナー(教職の意義)」の到達目標などを明示する。
教職キャリア形成の動機付けや習慣形成の視点から,多様な双方向型の授業内容を
 クラスセミナーにおいて実施する。教職適性を自覚させ教職への決意を促すだけでなく,
 学びの習慣形成に向けて,創造的思考やコミュニケーションを促す場,読書,自己分析,
 教職キャリアプランづくり・ポートフォリオ評価などの導入を図る。
教職キャリアファイルの記述をもとに,クラスセミナーにおいて,きめ細やかな学習アセス
 メントを実施し,学生の現状や変容の把握に努め,指導に生かす。
指定図書の分野が一部に偏っていることから,広い範疇から推薦図書を紹介し,多様な
 教育問題への理解を促すようにする。推薦図書は,教職キャリアファイル資料編にて紹介
 する。