この結果、実際の空港では、写真ー1のように、一つの航空会社が、広大な空港のターミナルを独占的に使用する壮観な光景が見られる。
また、余りに広大なために、ハンディキャップのある人たちのために、空港内で利用出来る電動乗用カートが活躍していた。(写真―2)
授業に取り入れる場合には、日本にハブ空港は存在するか?といった発問から授業展開が考えられる。
その際、ポイントになるのは、
[1]価格競争のある市場であるか。
[2]競合可能性(コンスタビリティー)が妥当する市場であるか。
[3]国内線と国際線は分離しているか? いないか?などである。
内容的に難しいが、政治経済と連係すれば、授業展開できるのではないか。
[4]水上交通については、今回訪問した都市は、すべて河川に沿って成立した都市で、何らかの河川交通が見られた。
都市の立地の条件のうち、交通がいかに重要かを示していると思われる。
特にピッツバーグは、モノガンヒラ川、アレゲニー川の合流する交通の要衝に成立した典型的な交通都市であり、その有利さを生かして、製鉄業が隆盛した。現在では製鉄業は衰退したとはいうもの、石炭を満載したバージが河川を航行していた(写真―3)。
ピッツバーグは、河川交通に有利とはいうものの、河川で道路交通が分断される為に橋脚が多い。また、大陸河川であり、閘門によって河川の勾配を是正しながら航行するなど、日本ではあまり見られない工夫が見られた。
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写真-1 デトロイト・メトロポリタン空港 |