特色GPの概要

教職キャリア教育による実践的指導力の育成〜分離方式の初等教育実習を中核として〜

教育実習を中核としたカリキュラムとは?

 教育実習は,1,2年次で様々な校種での観察・参加実習を位置づけています。3年次では,教職専門や教科専門を背景に初等教育実習を,そして,4年次では深く教科専門を習得した上での中等教育実習,さらに総合インターンシップを位置づけています。

◎ 体系的・段階的に位置づけている教育実習

1年次・・・ 観察・参加実習
学校種別を理解するため,小規模小学校,附属中学校,特別支援学校での観察実習
2年次・・・ 幼・小連携を意図した幼稚園実習
3年次・・・ 分離方式による初等教育実習(14年度より)
4年次・・・ 中等教育実習,総合インターンシップ(17年度より)

 大学に入学して半年も経たない1年次学生は,小規模小学校で子どもたちと温かい学級の雰囲気にふれ,特別支援学校では様々な障害をもちながらも懸命に学ぶ子どもたちの姿を通して,教育の原点を学びます。また,中学校では教科専門の大切さを自覚することになり,実習終了後の意識の変容には大きなものがあります。
 しかし,それだけでは具体的な教職適性や課題を自覚するには難しいでしょう。そこで,本学では教育実習を中核にして,近年,次のようなカリキュラムを体系的に導入してきました。

<1年次への科目導入>
 ・教職の意義を学ぶ「人間教育学セミナー」
 ・自己表現力を磨く相互コミュニケーション「表現」
 ・教科専門への橋渡しとしての「ブリッジ科目」
 ・身体活動を通した学びとしての「体験学習」「ボランティア体験」

<2年次への科目導入>
 ・社会性を培い,子ども理解のための「ボランティア体験」

<学生の自主活動の推奨>
 ・入学早期から子どもと触れ合い,子ども理解と自らの適性を自覚させるために,年間を通して子どもと触れ合う「学びクラブ」を全学体制で支援。

総合的教育実践力の形成