上越教育大学 教員養成GPプロジェクト

学び合いの学校文化の形成

学びの殿堂について

 教員養成GPにおける本チームの課題は、遠方の学校と良好の関係を結びながら、我々が研究・実践している「学び合い」を学校として受け入れる手助けをすることにある。
 筆者の研究室には従前より、全国各地より多くの教員を短期留学で受け入れている。その形式は、本GPと同様に、筆者、研究室の現職院生、学卒院生、学部生が短期留学教員の実践を分析し、その改善のために協働でサポートしている。現職院生が中心となり実践の分析を行う。学卒院生、学部生はそのサポートを行っている。そのサポートを通して、実践を学ぶことを期待している。今回のGPを通して、その活動を組織化することを狙った。
 活動はGP申請中より先行して行った。活動では、協力学校に筆者が出向き、大学・大学院での成果を説明し、その可能性に関して共感して貰った。その後、定期的に協力学校の教師が上越に出向き、上越で各教師の実践を筆者、研究室の現職院生、学卒院生、学部生が協働で分析し、その改善のために協働でサポートした。そこで、協力校教師の発する質問、及び、それに対する回答を記録した。協力校教師は学校に帰り、その議論の成果を発表し、校内で議論をする。それを踏まえて、次の教師が上越に出向く。この過程を、何度も繰り返す過程の中で、徐々に協力校全体の体制が整えられ、学校の実践が向上して言った。同時に、協力校教師との問答を通して、一般教師が理解しがたい部分と、それに対する説明の対が、精選・洗練された。これを通して教材を作成することが出来た。
 この活動を今後、定常的に行うために、教員養成GPのメンバー、協力校の協力のもとに、学び合いの実践の様子をインターネットで配信することを目的として「学びの殿堂」を開設した。


学びの殿堂の入り口