上越教育大学大学院 学校教育研究科 教科・領域教育専攻
生活・健康系教育実践コース(学校ヘルスケア)

♣食教育実験室
食教育(食育)に関する授業・演習の実施、また、食教育教材の開発や食・栄養・健康に関する実験・研究を行うことを目的として平成27年10月に食教育実験室が新しく整備されました。 全国の国立大学教員養成系大学院では唯一の食教育について専門的に学ぶことが出来る場所であると同時に、大学内のみならず地域の多くの方々と一緒に食育を実践していく拠点として活用しています。

 
部屋一面が白を基調とした明るい雰囲気で食育を楽しむことが出来ます。 メインのアイランド型キッチンは作業面積が広く快適に調理できます。
大学キャンパス中庭に面した大きな窓からは明るい陽射しが差し込んできます。 食育の主体は家庭です。家庭における調理を想定した設備になっています。
冷蔵庫や炊飯器などの調理家電も最新です。

食育や栄養学に関連した書籍も多数揃っています。


♠健康科学実験室

食教育実験室が新設されるのに合わせて、これまでの健康科学実験室をリニューアルいたしました。 人間の身体とこころの健康を科学的に評価するための測定機器が多数揃えてあります。医学、健康科学、栄養学に関連した生化学・分子生物学の測定機器(遠心機、超遠心機、マイクロプレートリーダー、PCR装置等)をはじめ、生体サンプルや食品サンプルを保存するための超低温冷凍庫も完備しています。

実験台と測定機器類がいつでも利用可能です。

実験室内に備えてあるラミナーテーブル(換気実験台)。
生化学や分子生物学の実験が可能です。

生体サンプルや食品サンプルの調整や保存が可能な実験台。

♠臨床研究演習室

これまでの健康科学実験室から独立して新たに臨床研究演習室を設けました。この部屋は組織観察実習と健康教育演習を目的に使用しています。組織観察実習はさまざまな疾病の病態生理を理解するため、人体から得られた病理標本を顕微鏡で観察します。多数の標本を取り揃えてあります。健康教育演習は、主に健康教育模擬授業と救命救急措置演習(心肺蘇生など)を行う部屋で、各種演習器具を備えています。

高性能の光学顕微鏡にモニターやティーチングヘッドもあり、供覧が可能です。

モニター表示、写真撮影のみならず研究用に画像解析も可能です。

小規模の模擬授業やグループミーティング、教材作成が可能です。

救命救急措置を学ぶための心肺蘇生・AED練習器具やアナフィラキシーショック時の エピペン練習用トレーナーもあります。

♥養護教育演習室

食教育実験室が新設されるのに合わせて、養護教育演習室も一部改装いたしました。養護教諭の役割、保健室の機能は、切り離すことのできない一体的なものであるため、当演習室は「保健室らしさ」を意識した場、空間になっております。とはいえ、養護のみならず、保健、安全、看護にかかわる演習も幅広く行っている多機能な一室です。

活動スペースを中心とするレイアウトです。
ここを中心的な場として、演習を行っています。
休養ベッド、処置用ベッドが配置されています。
演習時には、寝具類なども出します。
演習備品も揃っています。CPR(心肺蘇生法)の他、学部の授業では、沐浴も行っています。 学校保健や養護教育学に関連した書籍も豊富に揃っています。

♥食品機能学演習室

食品機能学演習室を使って、主に光永先生の授業と光永研究室のメンバーの研究活動が行われています。家庭科目群の学生さんとの共同利用させてもらっています。

ゼミ室は自然棟にあります。ゼミ生はここでデータをまとめたり雑談したりしています。 「日本型食生活」に注目し、教員養成課程の特性を生かした食育活動に取り組んでいます。詳しくは、日本教育新聞の記事をご覧下さい
今年仕込んだ手作りみそです。
「発酵のまち上越」にちなみ、「日本型食生活」の根幹となる発酵食品を用いた教材研究を行っています。
家政・生活・栄養系出身の学生さんは、学部で身につけた専門知識や実験技術を小・中・高等学校の教材開発に生かすことができると思います。

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