発表会の予定される日時
修士2年次の修士論文作成のための発表・審査会としては、「研究計画発表・審査会」、「中間発表・審査会」、「修士論文審査会」「公開修士論文発表会」があります。
「研究計画発表・審査会」は、毎年6月第1週か2週の火曜日に1日かけて行っています。この会においては、予備実験、予備調査の結果を発表したり、本実験、本調査の計画を発表します。
次に、10月第2週か3週の火曜日に「中間発表・審査会」が行われます。実験結果、調査結果を発表し、修士論文作成が可能か、最終審査が行われます。
1月に修士論文を提出した後、2月初旬の火曜日に実施される「修士論文審査会」にて審査を受け、その後「公開修士論文発表会」が行われます。
発表会における、<概要>、<進行>、<資料形式>、<審査対象>については、「修士1年次の修士論文発表・審査会について」に記した内容と同様です。
修士2年次の生活
研究計画発表・審査会まで
修士2年次においては、いよいよ修士論文完成に向けて、全力投球する毎日となります。修士1年次の後半から研究準備を行ってきたことを、本格的に進めていきます。学校現場に介入する学生は、4月から夏休み明け、秋頃まで実際に学校に何度も足を運び、データを収集します。実験や調査を行う学生は、予備実験、予備調査を重ね、ゼミで検討を重ね、本実験、本調査へと進めていきます。修士論文作成のみならず、本コースの学生は病院実習も行うため、他コースよりも2倍忙しい日々です。
研究計画発表・審査会においては、予備実験、予備調査の結果を踏まえて、本実験、本調査の計画を発表し、先生方や他の学生からのアドバイスや意見をきくことになります。学校現場への介入を行う学生は、介入方法の妥当性や、学校現場に介入する際の留意点などを助言され、再度、よりよい計画に修正し、本格的な研究をおこないます。
中間発表・審査会まで
研究計画発表・審査会後、介入、実験、調査などを行い、データ収集、データ分析を行う日々となります。授業、ゼミなどに出席しながら、介入する学校現場にいき、また大学に戻り、介入結果を報告し、今後どのように展開するか検討するなどの忙しい毎日となります。何百というデータを入力したり、国内の雑誌論文のみならず、海外の雑誌論文も含めて、100編を越える論文を読んだり、パソコンの前で長時間、データ分析を毎日毎日行ったり、分析の方法について本を読んで勉強したりという日々が続きます。
そして、中間発表・審査会においては、実験結果、調査結果、介入の効果などについて発表を行います。データ分析方法について、結果のまとめ方について、さらなる研究の進め方などについて、熱心な討議が重ねられます。この発表会は、今後、修士論文を作成できるか、否かの最終審査も兼ねているため、ときには厳しい意見、厳しい指導が行われます。
修士論文審査会、公開修士論文発表会まで
中間発表・審査会後は、データの分析をさらに行い、考察を深め、修士論文の執筆にとりかかることになります。大学の相談室での臨床活動も平行して行っているので、本当に毎日毎日大変な日々が続きます。忙しいけれども充実した毎日です。修士論文の原稿を少しずつ仕上げ、指導教員に修正をしてもらい、少しずつ完成させていきます。年末年始も修士論文の執筆を行い、1月10日前後に修士論文提出となります。
その後、2月初旬の修士論文審査会にて、完成した修士論文について質疑応答による審査が行われます。研究の意義、臨床的意義など、研究の本質にかかわる点などについても指摘を受け、さらなる研究の発展についてアドバイスを受けます。審査会の結果を経て、修士論文の合否が決定されます。合格となれば、「公開修士論文発表会」にて研究成果の発表を行い、晴れて3月に修了となります。