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大学院入試について
 本学の臨床心理学コースには、様々な臨床的アプローチをとっている教員がそろっています。そのため、心理学の基礎的知識はもとより、様々な心理療法の理論について、その基本的な概念や根本的発想を事前に理解しておいていただくことが必要になります。具体的には、行動療法、認知療法、精神分析や力動心理療法、クライエント中心療法、家族療法などです。こうした多様な理論のすべてを完全に理解することは不可能でしょう。しかし、それぞれのアプローチの根本理念、モデル、そしてごく基本的な技法との関連性を知っておいていただくことは不可欠です。入学後にも、1つの事例についての検討会で、様々な立場の教員や先輩から、様々な意見が出されます。そのような中で、ご自分にあった心理療法をしっかりと身につけていくためには、事前に各心理療法の理論の概要について知っていただいておくことが望ましいです。心理療法の理論とは、深めれば深めるほど奥深いものです。入学後にそれをしたいただくための準備として、各アプローチの概説書などを読まれ、ノートにまとめていただくなどするのが良いと思います。

 受験生への推薦図書リスト

 心理学全般について知りたいならこの本
スミス,E. ほか著 内田一成 (監訳) 2005 第14版ヒルガードの心理学 ブレーン出版
アトキンソン,R.ほか著 内田一成(監訳) 2002 ヒルガードの心理学 ブレーン出版
上里一郎 (監修) 2002 (臨床心理学と心理学を学ぶ人のための)心理学基礎事典 至文堂
 心理学の英語の勉強ならこの本
Smith, E., Nolen-Hoeksema,S., Fredricson, B., & Loftus, L. 2002 Atkinson and Hilgard's Introduction to Psychology With Infotrac. Thomson Learning.(和訳は、スミス,E. ほか著 内田一成 (監訳) 2005 第14版ヒルガードの心理学 ブレーン出版
 心理統計について知りたいならこの本
田中敏 1996 実践心理データ解析−問題の発想・データ処理・論文の作成 新曜社
田中敏山際勇一郎 1992 ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法−方法の理解から論文の書き方 まで 改訂版 教育出版
山際勇一郎田中敏 1997 ユーザーのための多変量解析法−方法の理解から論文の書き方まで 教育出版
 心理検査について知りたいならこの本
村上宣寛 1993 最新コンピュータ診断性格テスト−こころは測れるのか 日刊工業新聞社
 論文の書き方について知りたいならこの本

   木下是雄 1990 レポートの組み立て方 筑摩書房


 臨床心理学、精神医学について知りたいならこの本
小林重雄 (監修) 2001 講座臨床心理学1 総説臨床心理学 コレール社
杉原一昭・次良丸睦子・藤生英行 2001 事例で学ぶ生涯発達臨床心理学 福村出版
下山晴彦(編)2000 臨床心理学研究の技法 福村出版
西村良二 1997 よくわかる精神医学1 ナカニシヤ出版
西村良二 1999 よくわかる精神医学2−A ナカニシヤ出版
西村良二 1999 よくわかる精神医学2−B ナカニシヤ出版
西村良二 2001 よくわかる精神医学3 ナカニシヤ出版
 心理療法について知りたいならこの本
鑪 幹八郎・名島潤慈(編)2000 新版心理臨床家の手引き 誠信書房
ヘイブンズ,L. 下山晴彦(訳) 2001 心理療法におけることばの使い方−つながりをつくるために 誠信書房
鍋田 恭孝(編)・霜山 徳爾(監修) 2000 心理療法を学ぶ―基礎理論から臨床まで 改訂版 有斐閣選書
鍋田 恭孝・福島 哲夫 (編) 1999 心理療法のできることできないこと 日本評論社
レイク,N. & ダヴィットセン=ニールセン,M. 平山正実・長田光展 (監訳) 1998 癒しとしての痛み−愛着・喪失・悲嘆の作業− 岩崎学術出版社
石隈利紀 1999 学校心理学−教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス 誠信書房
福島脩美・松村茂治 1982 子どもの臨床指導−教育臨床心理学序説− 金子書房
アルバート,P. & トルートマン,A. 佐久間徹・谷晋二(監訳) 1992 はじめての応用行動分析 二瓶社
山上敏子 1990 行動療法 岩崎学術出版社
佐治 守夫・飯長喜一郎編 1983 ロジャーズ クライエント中心療法 有斐閣新書
佐治 守夫 1996 カウンセリングを学ぶ―理論・体験・実習 東京大学出版



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