上越教育大学 教員養成GPプロジェクト

道徳授業プログラムの開発を通した指導力の育成

「道徳」指導案の一例

これは,このホームページで公開されている動画「授業の様子」の指導案とワークシートである。

『道徳』学習指導案

授業者 林 泰成

1.日 時 19年1月25日
2.場 所 大島中学校 1年教室
3.クラス 1年
4.資料名 やさしさ,いっぱい(東京書籍『中学道徳2 明日をひらく』より)
5.内容項目 2-(2) 人間愛,感謝と思いやり
6.ねらい 自らの気持ちの変化に注目しながらスキルトレーニングを行うことで,思いやりの心を持ち,それを具体的な行動で示そうとする意欲を育てる。
7.指導計画 50分扱い
8.指導過程  
段階 学習活動(■生徒の活動,◎主な指示) 指導上の留意点
導入 ウォーミングアップをする。
ローリング(順番に物を渡すエクササイズ)をする。
今回はロールプレイングをすることを伝える。
身体の不自由な人に,してあげたこと,あるいは,してあげたいと思ったことを,発表する。 資料を配付する。
展開 資料を読んで話し会う。  
「読んで感動したところはどこか。」
「高校生が彼女の腕を取ってドアの前に立たせた場面」
「わたしが彼女の腕をとってあげたところ」
 
実際に演じてみる。 まずロールプレイングのモデルを示す。
場面(1)男子高校生が,彼女の腕を取って開くドアの前に立たせる場面
希望者が前で演じてみる。
(役割:男子生徒,白いつえの女性)
 
演じた感想,見ていて感じた感想を発表する。  
「演じてみてどう感じましたか?」  
実際に演じてみる。 2回目は,般化を促すために,モデルは示さない。
「今度は別な場面を演じてみましょう。」
場面(2)二人の女子高生が席をゆずる場面
(役割:わたし,白いつえの女性,2人の女子高生)
 
演じた感想,見ていて感じた感想を発表する。 スキルではなく,気持ちの変化に焦点化する。
「演じてみてどう感じましたか?」  
終末 目の不自由な人へのお手伝いの仕方を確認する。 資料「目の不自由な方へのお手伝い」を配付する。
今日学んだことをワークシート(PDF)に記入する。 ワークシート(PDF)の配付