上越教育大学 教員養成GPプロジェクト

特別支援を要する学習者への国語科学習における個別的な支援のあり方に関する研究

取組実績と課題

2.研究の目的と予想した成果

 通常学級に在籍し、学習が困難である児童への支援が特別支援教育コーディネーターを通してひろがりつつあるが、担任として国語科学習指導においてどのようなアプローチをしていけばよいのかという点についての研究は遅れている。特別支援教育の全体像が変化している状況において、本プロジェクトは、新たな学習指導のアプローチを開拓しようとするものである。
 本研究では、次のような成果を目標とした。

  1. 特別支援を要する学習者の学習の実態を個別に観察し、どのような学習指導を行ったらよいのかについての基礎的データを得ることができる。
  2. 個別の学習者に対応できる学習指導計画をマルチ・コラボレーションを通じて策定することができる。
  3. 策定した計画に基づく学習指導の臨床データを得て、多様な観点から分析し、学習指導改善への方向性を見ることができる。