e-boxの構築と活用
学校支援フィールドワークを効果的に進めるためには、ポートフォリオ評価が重要である。本学では、活動やその場での気づきを記録するために、ティーチングポートフォリオ“e-box”を構築した。また、過去の支援に関する資料や報告書を容易にレビューできるように、データベース機能を実装し、運用をはじめた。
利用目的
- 日々の活動記録を振り返り、リフレクションやプレゼンテーションに活用する。
- 次年度以降の学生に活動報告等を公開し、支援の参考にする。
運用方法
大学内のコンピュータに、活動日誌が保存される仕組みである。各支援校からは、専用コンピュータからインターネット回線を利用して、記録を保存する。外部には原則非公開とする。
- 大学から支給されたノートパソコンをインターネットに接続し、記録を保存する。
・コンピュータの利用に当たっては、連携協力校校長および学長宛に「コンピュータ使用許可申請書」を提出する。また、支援校以外に持ち出す場合には「持ち出し許可申請書」を連携協力校校長に提出する。また、コンピュータには盗難防止ワイヤーを付ける。
・ノートパソコンは、学生の教材の作成等にも利用する。
- 日々の活動記録は印刷し、実習日誌とする。
- 日々の活動記録(日誌)は、当該学生の修了後1年間は保存し、その後は削除する。
e-box 教員大学院デジタルティーチングポートフォリオ サイトイメージ

e-boxの機能
- お知らせ情報の確認
・システム管理者および所属するアドバイザー教員がお知らせを掲示することができる。
お知らせは、登録したメールに宛にも配信される。
- 支援日誌
・日々の活動記録や気づきを登録・修正・削除ができる。また、日誌は、PDF出力および印刷することで、日誌綴りを作成する。
・他ユーザの支援日誌を閲覧し、意見・感想等の投稿をすることができる。
・支援校での活動時間数も同時に記録する。これによって合計時数等の管理を行う。
- ポートフォリオ
・フィールドワークの計画書やプレゼンテーションでまとめた報告書を登録・修正・削除
・他ユーザのポートフォリオ閲覧し、閲覧することができる。
- 支援日誌検索
・様々な条件での支援日誌検索し、同じ関心や悩みを持った学生の交流に役立てる。
- ポートフォリオ検索
・過去の報告書をレビューし、フィールドワークを計画するために、様々な条件でのポートフォリオ検索ができる。
- ユーザ情報修正
・ユーザ登録情報の修正(パスワード、連絡先E-Mailアドレス)
- ユーザ別機能一覧
機能 |
概要 |
ユーザ種別 |
学生
(実習生) |
アドバ
イザー |
システム
管理者 |
1 |
お知らせ管理 |
ログイン後のTOPページに表示されるお知らせの登録/修正/削除 |
× |
○ |
○ |
2 |
日誌閲覧 |
実習日誌の閲覧、コメント入力 |
○ |
○ |
× |
3 |
日誌管理 |
自身の実習日誌の登録/修正/削除 |
○ |
× |
× |
4 |
日誌PDF出力 |
自身の実習日誌のPDF出力 |
○ |
○ |
× |
5 |
ポートフォリオ閲覧 |
ポートフォリオの閲覧 |
○ |
○ |
× |
6 |
ポートフォリオ管理 |
自身のポートフォリオの登録/修正/削除 |
○ |
× |
× |
7 |
検索 |
指導教官、学生氏名、実習先、教科、キーワード、ercでの実習日誌、ポートフォリオの検索 |
○ |
○ |
× |
8 |
グループ設定 |
指導教官毎の所属メンバー設定 |
× |
○ |
○ |
9 |
各種マスタメンテナンス |
システムで使用する実習先、教科、ユーザ等のマスタデータ設定 |
× |
× |
○ |
利用上の注意事項
- 記録は、個人情報等に十分配慮するように指導を行う。
- 記録の公開は、基本的に大学教員および学生とする。しかし、学校長からの要望があれば学校内に限定して公開する。
主な画面
ポートフォリオ画面 / 日誌画面