分離方式の特色と有効性
研究期間における大学の支援体制は?
4か月間の研究期間内に,最低2回は実習校を訪問して指導を受けることを実習生に義務づけています。それだけでなく,附属小学校教員も加わり,実務家教員による,学生の教材研究や授業構想,指導案検討の相談会を一人一人時間設定して個別指導するという支援体制を確立して実施しています。
また,分離方式の導入によって,事前に授業課題が提示されることから,ゼミとしての取組も生まれました。本学には院生として多くの現職教員が在籍しています。ゼミでは実習を前に,実習生の授業構想検討会やマイクロティーチングを行うところが徐々に増えています。また,実習生の研究授業を院生・教員共に参観・ビデオ録画し,それを実践場面分析演習の一コマとするところも出てきました。
分離方式の教育実習導入がもたらした効果とは?
分離方式の導入は,次のような効果をもたらしました。
1.フィールドワークや事前観察・実験・製作,教材開発して学習構想する傾向が顕著になってきた。
2.実習生と指導教諭の双方にゆとりが生まれ,教材研究と実習授業の質を問う評価の目が高まった。
3.学習指導案作りで終始していた実習が,初等教育を丸ごと体験できる実習へと変貌してきた。
4.課題が4か月前に提示されることから,大学としての支援体制が芽ばえ,自らの実習授業を対象とした臨床的な卒業研究が増えてきている。
5.実習生の授業研究を参観する大学教員が顕著に増加してきた。
2.実習生と指導教諭の双方にゆとりが生まれ,教材研究と実習授業の質を問う評価の目が高まった。
3.学習指導案作りで終始していた実習が,初等教育を丸ごと体験できる実習へと変貌してきた。
4.課題が4か月前に提示されることから,大学としての支援体制が芽ばえ,自らの実習授業を対象とした臨床的な卒業研究が増えてきている。
5.実習生の授業研究を参観する大学教員が顕著に増加してきた。
◇ 朝日新聞 2005年7月1日
◇ 新潟日報 2007年8月1日