e-boxの構築と活用

 学校支援フィールドワークを効果的に進めるためには、ポートフォリオ評価が重要である。本学では、活動やその場での気づきを記録するために、ティーチングポートフォリオ“e-box”を構築した。また、過去の支援に関する資料や報告書を容易にレビューできるように、データベース機能を実装し、運用をはじめた。

利用目的

  1. 日々の活動記録を振り返り、リフレクションやプレゼンテーションに活用する。
  2. 次年度以降の学生に活動報告等を公開し、支援の参考にする。

運用方法

 大学内のコンピュータに、活動日誌が保存される仕組みである。各支援校からは、専用コンピュータからインターネット回線を利用して、記録を保存する。外部には原則非公開とする。

  1. 大学から支給されたノートパソコンをインターネットに接続し、記録を保存する。
    ・コンピュータの利用に当たっては、連携協力校校長および学長宛に「コンピュータ使用許可申請書」を提出する。また、支援校以外に持ち出す場合には「持ち出し許可申請書」を連携協力校校長に提出する。また、コンピュータには盗難防止ワイヤーを付ける。
    ・ノートパソコンは、学生の教材の作成等にも利用する。
  2. 日々の活動記録は印刷し、実習日誌とする。
  3. 日々の活動記録(日誌)は、当該学生の修了後1年間は保存し、その後は削除する。

e-box 教員大学院デジタルティーチングポートフォリオ サイトイメージ

e-boxの機能

  1. お知らせ情報の確認
    ・システム管理者および所属するアドバイザー教員がお知らせを掲示することができる。
    お知らせは、登録したメールに宛にも配信される。
  2. 支援日誌
    ・日々の活動記録や気づきを登録・修正・削除ができる。また、日誌は、PDF出力および印刷することで、日誌綴りを作成する。
    ・他ユーザの支援日誌を閲覧し、意見・感想等の投稿をすることができる。
    ・支援校での活動時間数も同時に記録する。これによって合計時数等の管理を行う。
  3. ポートフォリオ
    ・フィールドワークの計画書やプレゼンテーションでまとめた報告書を登録・修正・削除
    ・他ユーザのポートフォリオ閲覧し、閲覧することができる。
  4. 支援日誌検索
    ・様々な条件での支援日誌検索し、同じ関心や悩みを持った学生の交流に役立てる。
  5. ポートフォリオ検索
    ・過去の報告書をレビューし、フィールドワークを計画するために、様々な条件でのポートフォリオ検索ができる。
  6. ユーザ情報修正
    ・ユーザ登録情報の修正(パスワード、連絡先E-Mailアドレス)
  7. ユーザ別機能一覧
    機能 概要 ユーザ種別
    学生
    (実習生)
    アドバ
    イザー
    システム
    管理者
    1 お知らせ管理 ログイン後のTOPページに表示されるお知らせの登録/修正/削除 ×
    2 日誌閲覧 実習日誌の閲覧、コメント入力 ×
    3 日誌管理 自身の実習日誌の登録/修正/削除 × ×
    4 日誌PDF出力 自身の実習日誌のPDF出力 ×
    5 ポートフォリオ閲覧 ポートフォリオの閲覧 ×
    6 ポートフォリオ管理 自身のポートフォリオの登録/修正/削除 × ×
    7 検索 指導教官、学生氏名、実習先、教科、キーワード、ercでの実習日誌、ポートフォリオの検索 ×
    8 グループ設定 指導教官毎の所属メンバー設定 ×
    9 各種マスタメンテナンス システムで使用する実習先、教科、ユーザ等のマスタデータ設定 × ×

利用上の注意事項

  1. 記録は、個人情報等に十分配慮するように指導を行う。
  2. 記録の公開は、基本的に大学教員および学生とする。しかし、学校長からの要望があれば学校内に限定して公開する。

主な画面

ポートフォリオ画面 / 日誌画面

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