
取組実績と課題
4.2年2組の授業案と授業ビデオ
2年2組 (授業者:根本栄一)
- 題名:日本は良い国?悪い国?−トルコとの歴史的事件を通して−
- 本授業の目的:
1) 日本に対する認識を深める
2) トルコに対する認識を深める
3) 他人の長所に着目する姿勢を養う - 使用教材:世界地図、トルコの地図、和歌山県の地図、日本国旗、トルコ国旗
- 授業の展開
過程 | 時間 | 教師の働きかけ | 予想される児童の反応 | 留意点 |
挨拶 | 1 | 児童に挨拶をし、自己紹介する | 教師に挨拶をする | |
導入 | 4 | 挙手により日本についての印象を尋ねる(良い・悪い・普通) | いずれかに挙手をする | 数を板書する |
展開 | 30 | 七面鳥の絵を貼り出し、鳥の名前を尋ねる | 教師の説明を聞く | 世界地図でトルコの位置を児童が確認しているか |
鳥の英語名とトルコの国名が同じである事を伝える | ||||
日本国旗とトルコ国旗を貼りだし、デザインの意味を確認した後、トルコの説明をする | ||||
トルコ語の挨拶を紹介し、練習する(こんにちは・さようなら) | 教師の発話を繰り返し、挨拶を練習する | |||
和歌山県の地図を貼りだし、○○灯台の位置を示す | 和歌山県の地図を見る | |||
朗読を始める | 教師の話を聞く | |||
まとめ | 9 | 朗読の感想を尋ねる | 指名された児童が答える | 同じ児童を指名しないよう注意 |
日本についての印象を再度尋ねる | いずれかに挙手をする | |||
国には長所・短所があり、人も同様である旨の話をする | 教師の話を聞く | |||
挨拶 | 1 | 児童に挨拶をする | 教師に挨拶をする |
参考:
トルコ共和国 Republic of Turkey
【国旗の意味や由来など】
救国の伝説からとられた三日月と星は、民族の進歩と国家の独立を象徴し、赤色はオスマン朝の色とされている。トルコ国旗は、通称「新月旗」とも呼ばれている。
■基礎情報 (2003年12月現在)
- 面積 78万km2
(日本の約2.1倍。東西約1,600km、南北約650km) - 人口 6,784万人(2000年10月:国勢調査)
- 首都 アンカラ
- 民族 トルコ人。他にクルド人、アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人。
- 言語 トルコ語(公用語)
- 宗教 大部分がイスラム教。他にキリスト教、ユダヤ教。
- 国歌 独立行進曲(Istiklal Marsi)
- 国旗 赤地に白色の新月と星。月と星を合わせて「善と幸福」をあらわす。
- 略史 1299年 オスマン・トルコ帝国成立。最盛期にはバルカン、アナトリア、メソポタミア、北アフリカ、アラビア半島にまで及ぶ大帝国に発展。
1922年 オスマン・トルコ帝国滅亡
1923年 共和国宣言(10月29日)(初代大統領ケマル・アタテュルク)
国旗は「三日月旗」といわれ、赤地に細い三日月と星が配されている。この三日月の紋章は、オスマン・トルコ帝国の皇帝が戦線を訪れたとき、三日月と星が輝いたとうい故事による。三日月と星は進歩・国民の一致・独立を意味する。
- 通貨制度: トルコの通貨の単位は、トルコリラ(TL)。
- 時差: 7時間
- ミニ会話ガイド: 発音(注意:トルコ語ではすべての文字を発音する。)
日常会話と丁寧な表現
こんにちは:メルハバ
さようなら:アッラーウスマルラドゥック(立ち去る側が言う)
:ギュレギュレ(見送る側が言う)
日本 Japan
【国旗の意味や由来など】
日本では聖徳太子が遣隋使に託した文書以来、自国を"日出ずる国"とする考え方があり、赤い日の丸は日の出の太陽を象徴する。 また紅白は日本の伝統色で、めでたいものとされており、赤は博愛と活力、白は神聖と純潔を意味するとも言われている。
【日本版フラッグデー】
日の丸は古来から用いられてきたが、元々きちんとした規則によって定められたものではなく、長い間「慣習」として使用されていたに過ぎなかった。 しかし1999年8月13日に公布・施行された「国旗及び国歌に関する法律」によって、法律的にも公式に日の丸が日本の国旗であると定められた。 海外の習慣にならえば、この8月13日が日本版フラッグデー『旗の日』となろう。
